介護

介護

昨日久しぶり(声は聞いても会うのは数年ぶり)に看護婦(最近は看護士と呼ぶんですね)をしている友人を訪ねました。

前日、私のところに間違って電話をしてきたことから、「おいでよ」「じゃあ、明日行くわ」ということになったのです。

訪ねて、お茶して話をはじめてすぐから、いつも元気なTちゃんが大粒の涙をこぼしはじめました。

涙なんて無縁としか思えなかった人が目の前で泣いている。

毎年年始のご挨拶で電話をかけてくれて、「はーい、Yちゃん元気。ますます美しくなって、輝いているわよ。」といつもはじけるほど元気だった人が。

Tちゃん、いったいどんな大変なことがあったの。何があったの。

しばし、あっけにとられながら、彼女の声がきちんと受け止めれない私。

介護で壊れたのです。

私にも経験があるので、よくわかりました。そのつらさが。

彼女の仕事は、看護士。
3交代で夜勤もある大変な仕事。
その上に、大学受験を控えた子供たちの子育て。
家事。
そして夫の兄弟たちからの非難。

それまで、ほんとうに関係の良かったお姑さん。
お世話になったからと彼女は一生懸命やりすぎたのでしょう。
限界を超えてしまったのでしょう。

そんなときご主人から「もっとやれるだろう。」と言われた彼女。

私は思わず、「そんな、死んでしまうわよ。」と言ってしまいました。

「そう!。私は殺される。」と彼女は思ったそうです。

「あなたは、私を殺すのね。」とご主人に訴えたそうです。

私も主人の母の介護、実家の母の介護、子育て、仕事と頑張り過ぎて倒れたことがあります。

人間は限界を超えたら、死んでしまうんだということを体験しています。

彼女の気持ちが手にとるようにわかります。
受け止めてあげることができます。

大粒の涙をどんどん出してくれることが嬉しくて、とにかく話をききました。

これまでの私なら、体験していることで先輩面してよけいなことを言っていたでしょう。

マクロビオティック経験1年半の若輩者ですが、大きな心で受け止めてあげれました。

今の彼女には、今の私が必要だったんだなと感じました。

間違い電話で、彼女に会わされたのかなとも思いました。
彼女も同じことを言っていました。

そして、「最近、こんな感じの出会いが多くなったわ。何でも良いことも悪いことも、すぐに結果をつきつけられるようになった。」とも言っていました。

私もそうです。

私の場合、食生活を変えたことで、身体がどんどん自然に近づいている気がします。

感性が強くなっている気がします。

マクロビオティックって食事から人間を変えていくって実感しています。

自然に沿って、優しく、おおらかに、元気に毎日感謝しながら生きていく。

生きることが、ますます楽しく、愉快になっていく。

久司先生がおっしゃっていることが、実感できるようになってきています。

大切な友人Tちゃんもマクロビオティックに興味を示してくれました。

玄米食からやってみると言ってくれました。
彼女の心が、つらさから少しでもときはなたれるよう、寄り添ってあげれたらと思っています。

介護はする方も、される方もほんとうに大変だと思います。

毎日、元気に過ごせるようになったことに、心から感謝です。

あ・り・が・と・う。

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