2012 美味しい味噌ができました。

奥出雲町より

昨年仕込んでいただいた美味しい味噌が今年も出来上がってきました。
味は若いけれど、新鮮で美味しいお味噌です。
今年91歳の舅が一昨年作ってくれた自然栽培・天日干しの大豆とお米、それに自然塩だけで作った奥出雲の昔ながらのお味噌です。
自分でも作りますが、人にお分けするものは奥出雲町にある味噌作り工房にお願いします。
ベテランの地元の方たちが作ってくださるのですが
「同じ作り方なのに、お宅のお味噌は甘くて美味しいんですよね。どうしてでしょうか」と聞いてくださいます。
私の答えは「農薬を使っていないことと、自然栽培だからだと思います。それと天日干しです・・・」。
お米もそうですが、農薬がかからない素材は不思議と身体への影響が違うのでしょうか、美味しいのです。
そして、天日干しはさらに素材を甘く仕上げます。
農作物を作っている方とお話すると「農薬は不要だけど、一度だけはかけるね」とおっしゃる方が多くいらっしゃいます。
すごく残念な氣がします。
せっかく美味しくて安心なものが出来上がっているのに・・・なぜ・・・と思ってしまいます。
ほんとうに残念です。
さて、こちらは昨年から食べている3年熟成に入ったお味噌です。
こちらも熟成がすすんで美味しいお味噌です。どっしりとかまえた味がします。
ただし、もう残りは少ないのですが・・・。
冬の寒い間には、こちらの方が身体には合うお味噌。
先の1年熟成のお味噌は、これからの山菜などにあえて使用するにはいいでしょう。
美味しさは、どちらもフレッシュだったり、深みのある味だったりで、比べようがありません。

私のお料理教室に来てくださる方や、姉などのリクエストと子供達に送るのですぐになくなってHP販売することができなくなりました。
最初は、販売していたのですが・・・。
毎年、「あのお味噌はまだできませんか」と待ってくださっています。
今年も、「できたんですね。嬉しい!!」といってお料理教室のときに持ち帰ってくださいました。
マクロビオティックでは、麦味噌が中庸で良いと言われますが、私は身土不二を優先するようにしています。
お米も「こしひかりは良くない。ササニシキがいいんですよ」と言われたこともあります。
奥出雲町は標高も高く、気候も寒く、西日本にありながら東北のような環境にあります。
地方地方で伝統的に作られたものが、その地方に住む人たちの身体に合うものと思っています。
また、その地方で出来る農作物なら、その地方の人が食べれるものだと思います。
奥出雲町では、りんごもできる土地ですから寒いんです。
マクロビオティックを伝えるとき、「・・・ねばならない」は不要の言葉と思っています。
人それぞれ、環境もそれに伴う食事(食材)も違うのですから。
梅干しの漬け方にしても、地方によって一律ではないですよね。
味噌もそう・・・。
私は、自分を良く知って、環境と同化できるその土地の食材で作った食事を取ることが一番だなと思います。
これは、今も二人で元気に暮らす舅と姑の生き方から学びました。
奥出雲の我が家には、かまどもあります。
水も間歩の水が健在です。もちろん水道水と併用ですが。
水周りのお湯もボイラーで沸かしていますが、マキを燃やしています。
だから、お風呂などは湯ざめしにくいのです。
野菜は自給自足です。
「田舎の老人が元気なのは、環境が厳しいからだと思います」と言う方がいました。
そうかも知れません。
甘えたり、頼ったりしないことも、元気でぼけない秘訣かも知れません。
元気でいることは、元気な食べ物をとること。
正食をまなんでいた私の父がよく言っていました。
「畑で取れたての、朝露のかかったような野菜が一番人を元気にする」と。
お米も農薬など使用せず、いろいろな自然栽培にも挑戦していました。
たいていは、草に負けて、結局は、田車を押したり、手で草を取っていたようですが・・・。
今年の異常な気温の低さに体調が整のわなくてブログが更新できませんでした。
食事をクシマクロビオティック食に変えて、丸7年が経過しました。
私の身体の60兆の細胞がすべて入れ替わったのでしょうか・・・。
とっても楽しみにしていたのに・・・寒さで大変な冬を過ごすことになってしまいました。
やっと、地温もあがり、体調が良くなりました。
心も浮き立ってきましたので、ブログ更新をしていこうと思います。
今日一日の健康に心から感謝です。
玄米を美味しく・・・の炊き方
身体においしい玄米

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