1月がお休みだった奈良の大場育子料理教室。
久しぶりの2月の教室も楽しいものでした。
先生が良いから? 生徒さんが良いから?
どちらも素敵だから・・・・、本当に楽しく学べて幸せと感じます。
上級第9回目の講義は、「陰陽過多、陽性過多:治病のための食事法」でした。
私が上級を受講するのは2回目です。
前回は、大阪のマクロビクッキングスクールでの受講でした。
そちらも、面白く、たくさんのお友達もできて楽しいものでした。
先生が違うと、教科書は一緒でも、配られる資料もまったく違い、
視点も違っていて、さらに面白く学べます。
今回のお料理は、
「おめでとう(玄米小豆粥)」
一番のお勧めでした。炒った玄米が花のように開いているからおめでたいのでしょうか。
桜沢如一先生が「おめでとう」と命名されたそうです。
胃もたれや疲労回復に良いものです。
病人や子供、また老人にもやさしい滋養のあるお粥です。
とっても、美味しかったので作り方をご紹介します。
【材料】
・玄米 1カップ
・小豆 1/4カップ
・塩 小さじ2
・水 6~7カップ
【作り方】
1)玄米を洗い、ざるに上げて水切りをする。
2)(1) を厚手の鍋に移し、中火で炒る。きつね色になり、パチパチとはねたら火を止める。
3)圧力鍋に洗った小豆を入れる。?の炒った玄米を上に乗せ、分量の水と塩を鍋肌から加える。
4)(3)を強火にかける。圧力がかかり2目盛り上がったら弱火にして約30分炊き、火を止め圧が自然に抜けるまで10~15分ぐらい蒸らす。圧がぬけたら蓋を開けて静かに混ぜる。
※煮たって圧力鍋で目詰まりがある場合は、一旦火を止め、再度火をつけるようにします。
分量は鍋の半分以下にすると、ふきこぼれなく安全に調理できます。
立春を過ぎても寒いこんな時期に、ほっこりとして体も心も温まるような滋養あるお粥でした。
「粟ぜんざい」
黄色い粟が新鮮でした。
「テンペの野菜あんかけ」
生姜の香りがさわやかで、たくあんが味をひきしめていました。
「魚(キス)のマリネサラダ」
から揚げのキスが、生姜入りのドレッシングでさわやかでした。
「白菜ロール(ごまだれ/ゆず醤油)」
白菜に人参と春菊を巻いて、とっても彩りのきれいなお浸しでした。
ごまだれも柚子醤油も、お勧めのたれでした。
美味しかったので、こちらもご紹介します。
ごまだれの作り方
・ごまだれ(ごまクリーム)大さじ2に醤油大さじ1を入れ、さらに水か野菜のゆで汁も適量加えてよく混ぜる。
ゆず醤油の作り方
・醤油大さじ2にゆずの絞り汁を少々いれてよく混ぜる。
最初は、味が濃いと感じた大場料理教室でした。
マクロビクッキングスクールで学んだ味付けが、かなり薄いものだったからでした。
この薄味は、マクロビオティックを学ぶ前の私の食事の味つけが濃いものだったため、私の身体から塩分を抜くのには、ほんとうに良かったと思います。
でも、塩分が抜けた身体になってからも薄い味を続けていると、目がかすんできました。
一緒に学んだお友達の中には、フラフラすると言う人もいました。
大阪で一緒に学んだ別のお友達も私同様目のかすんだ人がいて、お塩の必要性を教えてくれました。
彼女は、塩分の必要を感じ、塩について調べて自分の身体で良い塩を食すことを試しました。
その結果、目のかすみがなくなったことを私に教えてくれました。
私も、お醤油や味噌、塩の分量を増やし、味を少し濃くする努力をすることで目のかすみがなくなりました。
食事の変化に伴い、身体も変化していきます。
そんなときに出会った、大場料理教室のちゃんと味のついた料理は私の変化した身体に合うものでした。
自然も時々刻々と変化しています。
人の身体も同様です。
食を変化させれば、身体もそれに伴い変わっていきます。
その変化をちゃんと把握して、お料理も変えていく必要があります。
マクロビオティック食を始めた頃とまったく同じ食事を続けていくことは逆に不自然と言えるでしょう。
健康に毎日を過ごすには、それなりの努力がいります。
頑張るのではなく、それを自然に感じて、まったく自然体で調整できる自分を作っていくこと。
それもマクロビオティックな生き方に内包されるものでしょう。
私も、日々の努力を努力と感じない、自然に元氣に生きれていると思える生き方ができたら・・・・・。
また、寒さがぶり返してきました。
寒暖の差が激しいこの頃、この温度差に身体がついていけるよう食事で調整します。
マクロビオティックを学んだからこそ、この調整も可能になりました。
感謝です。
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