放射能汚染 ― 久司先生のお手紙




昨日の続きで、久司先生のお手紙より、ご紹介します。


放射能汚染
One Peaceful World誌(No.83-2011 Spring)で、ご紹介いただいた「放射能とマクロビオティック」について、長崎原爆についての大場淳二先生のおはなし、廣島原爆の被爆者としての平賀佐和子先生の実際のご体験、またご主人の平賀一弘先生のおはなし、それらはみな、人類にむかっての戒告と忠言であって、秋月辰一郎先生の長崎原爆のさいの多くの人々を救った実体験(死の同心円をおよみ下さい)、と共に人類の一人ひとりに話しつたえるべきものです。
私は諸先生もよく存じあげ、秋月先生とも長崎で半日同行してお話をお伺いしましたが、欧米でのしばしばの講演会や研修会の折に、諸先生方のご体験を紹介してきましたので、欧米マクロビオティックの多くの人々は諸先生のことをよく知っています。
ソ連チャーノヴィルの原発事故のさいは、ただちに必要物資を空送して、被害者の人々に配給する措置を取りました。諸先生方のお述べになっている食品が大量にOne Peaceful World 運動の一環として送られたのです。
また、私の弟子の欧米各国のリーダー達も、それぞれの教育・啓蒙活動で、放射能と食物についてよく話ししていますし、またしばしば書いていますから、日本のマクロビオティックの人々よりは、欧米のマクロビオティック・自然食実践者の人々の方がよく知っていて実行しようとしている、と言えます。
「危機にあって、自らをも、人々をも守るものは、理論ではなく、ただ実行あるのみです。私たちは諸先生方のご体験を学び、それらを日々の実行の道しるべ」としていきましょう。


以上が、久司先生のお手紙です。

この内容にもありますように、私の師、大場淳二先生は長崎出身で、ご実家は爆心地から山を隔てておよそ2Kmの位置にあり、お兄様が被爆されたそうです。
そして、被爆した身体で翌日から爆心地で行方不明の親戚を探しに行かれたり、先生ご自身も全壊の浦上天主堂のがれき処理をしたりしたそうです。
大量の放射線の中、汚染された水を飲み、汚染された米や野菜などを食べ続けられました。
でも、先生は現在も82歳には思えないほどお元気にご活躍されています。
お兄様もおばあさんのお家に疎開され、そこの食事でお元気になられたと聞きました。食事は、玄米に近いごはん、味噌汁、田舎の食事だったそうです。マクロビオティック食と言っていい、その食事(当時は玄米のままの配給米、味噌、塩、わずかな野菜と海藻類がほとんど)が良かったのだろうと思うとおっしゃっていました。
先生はそのとき、偶然にも玄米菜食をされていて、摂取した毒素を排泄していたとのことでした。
「入ったら、出せばいいんよ」とおっしゃった時には、思わずうなってしまいました。
そうだ、摂取したものは排泄すればいいんで。マクロビオティック食ってまさしくそういう食事じゃないかと納得しました。
私は、お料理教室のときに先生からこのお話を聞いたのですが、先生のこのお話は、「致知 chichi」のP124~126に詳しく掲載されています。残念ながら定期購読の雑誌で書店での店頭販売はしていません。
マクロビオティック食は、すべてを陰陽で考えること。陰陽のバランスをとって、身体のバランスをとっていくことなど、簡潔に詳細に書かれています。
陰陽の原理からみると放射線は極陰性物質に分類されるため、バランスをとるために摂取すべき食物は陽性のものです。
その代表格が、玄米、味噌、塩、根菜類、海藻類など日本人が古来から食べ続けてきたもの。
砂糖など甘いものは陰性なので、避けるべき食物になるのです。
幼いお子さんのいる東京のお友達が、「何だか、慣れっこになってしまってもう、どうでもいいやと思ってしまうんです。だから、食事にも気を使わなくなってしまって」と言っていました。
「だめよ。広島、長崎の放射線量より、はるかに多い放射線量だとしても、しっかり毎日排泄すること。そんな食事にすることは、絶対に怠らないで」とお話しました。
どんなに、ささやかでも、効果はあるはず。毎日の積み重ねが、1年後、5年後、10年後にはきっと大きな差になるはず。
お母さんの努力を怠ってはだめよと。
そんな彼女から、「少し諦めかけていたけど、やっぱり、頑張ります!!」という言葉をもらうことができました。
今で言う、欧米化したおいしい食事に、つい手がでてしまうでしょうが、
今一度、久司先生や大場先生のお話、実体験を知って、大切な子供達、そして自分自身、家族を守っていきましょう。
一日三食の食事の積み重ねは、きっと、きっと、年を追うごとに大きな差をうむはずです。
あきらめないで、「摂取したら、排泄すればいい」のです。
私たちの住む日本には、こんなにも素晴しい食事法があることを、もう一度見直してみましょう。
マクロビオティックを伝えるものとして、今こそ、このお話を伝えなくてはと思っています。
こんな食事法を残してくれたご先祖様たちに心から感謝です。

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