私が、マクロビオティックのお料理教室を開いて6年が経過しました。
私の師である大場淳二先生に勧められ、最初は、親しい方たちに頼まれて自宅で始めた小さなお料理教室でした。
今も、私のやりやすい少人数で開催しています。
それでも、婦人科と心療内科の医院の先生のご紹介もあり、病を抱えた生徒さんも増えました。
北村百合子のお料理教室としていた教室名も、 世界共通語であるエスペラント語で、 「マギーア・セーモ(Magia Semo)」と名付けました。
日本語訳で「魔法のタネ」、英語訳で「Magical seed」です。
桜沢如一先生が書かれた「君は一粒のタネ」の詩の中から選んだものです。
私のお料理教室で学んでくださった方々が、魔法のタネとなって無限の実りを結んでくださることを願って名づけました。
詩の全文は過去の投稿記事でご紹介しています。
先日、一年以上学んでくださっている中級クラスの教室で、生徒さんが『「最近、お肌がきれいになったね」、とか「お肌が白くなったね」と色々な方から言われるようになりました。これってお食事のせいでしょうか』と質問されました。
「もちろん!!」と即答した私です・・・・・
同じクラスで、徐々に体調が良くなり、玄米が自分で炊いて食べれるようになった生徒さんも、皆が気付くほどお肌が透き通るように白く、きめ細かくなられました。
最初にお会いした時には、確かにくすんだ肌色でした。
最近まで、その変化に気付きませんでしたが、8月のお休みをはさんだせいか、すぐに「綺麗になられた!!」と気付くほどになられていました。
かつて私も、義姉から「あなた色が白いわね。お兄さんも白いものね」と言われた時に驚いたものです。私も肌は浅黒いほどにくすんでいたからです。
やはり、マクロビオティック食に移行し始めて一年ぐらいの頃だったように思います。
また、数年前までは、一年中口内炎で悩んでいました。
今は、まったく口内炎も出なくなりましたが・・・・・・。
疲れて口の中を噛んだりして傷つけてしまうとドンドン傷口が広がり治るのに一カ月はかかっていました。
その間、食事がつらく色々工夫しながら食べたものです。
それが、今では、少々口内を噛んでも、それが傷に繋がっていくことはまったくありません。
マクロビオティックで主食としている玄米には、肌に良いといわれるビタミンB類が多く含まれています。
白米のご飯と比べると、ビタミンB1は約8倍、ビタミンB2は約2倍、ビタミンB6は約10.5倍、また便秘解消のための食物繊維も約5倍も含まれています。
口内炎の薬には、ビタミンB類が含まれています。
中でも、ビタミンB2は皮膚や粘膜の保護や、その成長の促進により口内炎を予防したり緩和します。ビタミンB6はタンパク質の代謝を促進し、免疫機能を正常に保持しようとします。
ちなみに、口内炎の代表的な薬としては、エーザイの「チョコラBB」シリーズ、 第一三共ヘルスケア の「トラフル」シリーズなどが販売されています。
このように、口内炎を代表として、にきび、肌荒れなどの予防・・・・美肌を目指すには、玄米中心のバランスの取れた食事が大切です。
結果がでるのには、一年以上かかるかもしれませんが、始めてみると一年なんてすぐに経過します。肌荒れでお悩みの方には、是非お試しいただきたいものです。
次に紹介するメニューは、先日のお料理教室のものです。
最近のニュースで乳がんで亡くなる有名人が多く、乳がんの代表的メニューをいくつか作りました。
● かぼちゃのスープ
【材料】
・かぼちゃ ・・・・・ 150g
・自然塩 ・・・・・ 少々
・水 ・・・・・ 少量
【作り方】
1.かぼちゃの皮をむき、小さく切ります。
2.鍋に入れて、かぼちゃが隠れるくらいの量の水を注ぎます。はじめは強火で、煮立ったら自然塩を少量加えて」とろ火にします。
3.10分~15分ほど煮て、かぼちゃが柔らかくなったら火を止めます。これを、うらごし器でうらごしをするか、フードプロセッサーなどにかけます。
4.③に少量の水を加えて、3分ほど煮ます。
5. 甘味を出すために、さらに少量の自然塩を加えます。濃い場合には水を少し加えて煮立てます。火を止め、器に盛って、パセリのみじん切りなどを飾りましょう。
※このかぼちゃのスープは、砂糖やその他の乳製品が欲しい場合にとります。週2~3回ほどとってもかまいません。
● 梅しょうくず
【材料】
・本葛粉 ・・・・・ 小さじ1(小さじ2~3の冷水で溶いておく)
・梅干し ・・・・・ 1/2~1個(種を除いて、ペースト状にしておく)
・水 ・・・・・ 1カップ
・醤油 ・・・・・ 数滴~小さじ1/2
【作り方】
1.水溶きした本葛粉と水1カップを鍋に入れ、ごく弱火で沸騰させます。透明になるまでダマにならないように混ぜます。
2.種を除き、刻むかすり潰してペースト状にした梅干しを①に加えます。火加減は、できるだけ弱火で。
3.②に醤油を数滴から小さじ1/2を加えて、さらに2~3分煮て、熱いうちに飲ましょう。
※便秘が続いている場合に、3日に1回とり、1ヶ月ほど続けます。
● 人参の玄米ご飯
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