福島原発事故げレベル6という、どんでもない状況を呈しています。
こんな風になること、ほんとうに誰も想定していなかったのでしょうか。
私は、いつか日本のどこかの原発でこんな現実が来る日があるだろうと思っていました。
こんな思いをしていたのは、私だけでしょうか。
私の住む松江市は県庁所在地です。
今、その県庁所在地には島根原発が3号機まであります。
間近に活断層(1、2号機から南側約2.5キロに東西に延びる宍道断層)があるにもかかわらず、稼働しているのです。
この活断層では2万6000年前から現在までに5回程度の地震が発生していて、最新の活動は元慶四年(880)の「出雲地震」だということが地元新聞で2007年に掲載されていました。
東日本大震災が1000年に一度地震と言われますが、数千年に一度の地震がこの出雲地方に明日起こっても不思議ではないのではと、今回の地震から学びました。
子供が幼い頃、地区の子供会で原発見学がありました。
私は参加しませんでした。何でそんな見学をするのか?
凄い疑問を感じたものです。
そこに参加しているときに何かあったら?・・・誰が責任を持つの。
クリーンな安全なエネルギーですと、説明を受けて何の洗脳を受けるのかとまで思ったものです。
島根原発の電気は、所在地の松江ではなく、そのほとんどは広島や岡山の人達が使用するのです。
そのために電力会社は、松江市や地元の町に不釣り合いといえるほどの建物などを寄贈しているのです。
市民の声で原発ができたかどうか、私が住み始めたときには既に原発があったため不満に思ってもどうすることもできませんでした。
福島の方達の大震災に続く苦悩を思うとき、ほんとうに許せない気持ちになってしまいます。
日本もドイツのように、脱原発を進めて欲しいものです。
東京の電力が不足することを想定して停電の情報ばかりが報道されています。
自分のビルで使う電気は自分たちで起こしたらどうでしょう。
ビルの屋上にでもどこにでも、今こそソーラシステムを付けて、夏のクーラーのための電力にすぐに備えれないものでしょうか。
東京は山陰と違い、お天道様がしっかり照ってくれるではないですか。
いつも弱いものが犠牲に!!
産業の少ない、人口の少ない地方の経済をそんな形でしか支えることができないでしょうか。
山の木を利用してパイオマス発電なんかできないもんでしょうか。
もっと科学が進んで、原子力でも、ほんとうに安全な発電方法が開発されるまで・・・・。
現実には、電気のない暮しは成り立たないことは誰でもわかっています。
でも、今こそ、その暮しについて、発電について、しっかりと皆で考える時がきています。
しっかりと向き合っていきたいものです。
福島原発から4Kmで被災された男性が、今なお不明のお父様、奥様、お子様を探すためその地に入れず、捜索ができないと訴えていました。
「電気なんかなくたって、原子力なんかなくたって、家族がいれば十分です」・・・・。
ほんとうにずっしりと重たい言葉でした。
一刻でも早く、この方がお父様、奥様、お子様と無事な姿で会えますようにと心から祈ります。
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