清水寺の貫主さまのお話を聴く@くにびきメッセ。

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さる日曜日、立正佼成会の信者さんの方からご縁をいただきまして
清水寺(京都の、清水の舞台のあのお寺さんです)の貫主さまのお話を聴きに行ってきました。
貫主さまは、漢字能力検定協会の「今年の字」(2005年は「愛」でした)を書いていらっしゃる方で、全国の清水寺のネットワークの代表の方です。


信者さんたちはもちろんいらっしゃるし、なんと太っ腹にも会費無料!ということで…会場は、人、人人。なんと松江市長と出雲市長も来賓でいらっしゃいました。
お話の内容を(若干乱暴にですが)かいつまんでみると…
★人間の「こころ」とは「蔵」(サンスクリット語でアラーヤ)であり、身・口・意、そして先祖から受け継いだもの…あらゆるものの集積である。
★蔵の中にはたくさんの煩悩が入っていて、それを取り去ることは難しいが、その奥にはいのちという尊さが必ず眠っている。
★人間をただの物質からわかつのは、人間のいのちであり、それが人間に必ず宿っている仏であり、尊さである。だから命は大切にしなくてはならない。
★昨年話題になった「もったいない」という言葉はうまく英訳できないが、それは、「モノにはすべて命が宿っている」という観念は日本独特のものだからではないか。でも、今は世にモノが溢れていて、日本人も、何かを尊んだり慈しむ心が薄れてきており、「もったいない」は実体のない言葉になりつつある。そんな今こそいのちの大切さを想っていきましょう。

…というようなところで、この話を実にユーモアたっぷりに、よどみなく、聴く人を飽きさせることなく、お話しされる。この文面では、うまく伝えられないのが残念。すごい器の方でした。
お話の端々で最近考えていたことや、以前うかがった話や 私に縁深いことが現れてきて、またひとつ、大きなメッセージを頂いたような気がしました。
最後に、信者さんの子供さんが「ふるさと」を合唱されたのですが、あどけない声に涙がじわっと出てきました。見ると、会場中の人がこっそり目元にハンカチを当てていました。
ステキなお話の後で、まさに、トドメ・・・
ふるさとで聴く「ふるさと」は、あらためて…良い歌でした。
みんな、この日のために一生懸命練習したんだろうね。
よくがんばったね。
ありがとうね。
=Sonoko=

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