わさびは年中ありますが、葉わさびの時期は3月~5月。この時期が旬になります。
毎年、楽しみな葉わさびの醤油漬け・・・旬の葉わさびを使ってのその漬け方、辛くする方法をご紹介します。
使用する葉わさびは採れたてが一番ですが、しんなりしていたら水につけます。
シャキシャキ感がもどってからとりかかりましょう。
▶漬け方◀
- まずは、葉と茎に分けて洗い、葉は手でちぎり、茎は2~3センチぐらい(好みの長さ)の長さに切ります。ザルにあげ、十分に水切りします。
- 鍋にお湯を沸騰させます。
- やわらかい葉わさびなら、その熱湯をザルの上からかけます。硬い葉わさびなら、お湯が沸騰した鍋にサッとざるごとつけて、すぐに上げます。
シャキシャキ感が残っていないと、わさび特有の辛味がでないので、ここが決め所となります。 - 十分、水切りをしてタッパーに移し、醤油を好みで適量入れます。
味付けは醤油ベースですが、好みでみりん等を入れるなど家庭の味付けに・・・ただし、添加物なしの味付けにしましょう!! - タッパーのフタをきちんとして、タッパーを思い切り振ります。
中の葉わさびがクタクタになるほど、しっかりと振ってやると葉わさびの繊維が破壊されて辛くなります。 - これで、半日以上おきます。食べてみて、すぐに辛味があれば、翌日には辛味十分の美味しい葉わさびの醤油漬けを食べることができます。
葉わさびの醤油漬けの美味しさは、何と言ってもその辛味です。辛くするコツはゆで過ぎないこと、シャキシャキ感を残しながら葉わさびの繊維を壊すことです。
春の野草は、人間にとって自然の理にかなった食材です。
春先のこの時期には、陰性の上へ上へと伸びていくエネルギーをもつ緑の葉の食材を食べましょう。味は酢味のものを食べましょう。
それが、春の臓器の肝臓や胆嚢の機能を高めてくれます。
陰陽五行の五行では「木」の上昇のエネルギーです。
冬の寒さで縮こまってしまった人の細胞組織。運動不足、寒さが呼ぶお肉のとり過ぎ、食べ過ぎで血も濁り、肝臓機能が低下しているのが春先です。
その冬にとり過ぎた脂肪、溜まった老廃物のデドックス、血液浄化に役立つのが山菜です。
葉わさびに含まれているイソチオシアネートには、抗がん、抗菌、抗酸化作用がることが近年注目されるようになりました。また、ビタミンB1の合成促進、ビタミンC の安定化という効果もあるということです。
その他含まれるスルニフィルにも高い抗酸化作用があるといわれ、美白や美肌などアンチエイジングという女性には興味ある効果もあるということです。
根よりも葉や茎に抗酸化成分が多く含まれていて、この葉や茎を多く使っているのがわさび漬。
醤油漬けや酒粕漬けで使用する醤油や酒粕に含まれる酵素が、栄養成分の吸収をより促進すると言われています。
旬には旬の食材を食べる意味があることを知り、この時期、葉わさびの醤油漬けを作ってみましょう。
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