10月20日、西村和雄先生による有機農業講習会のバラ園でのご指導に参加してきました。
西村先生とは、お料理を出させていただいてからのお付き合いです。
「自然栽培の農業も学びたいと思っています」とお話ししたら、「農業もいいけど、あなたの場合は野菜の見極めを勉強した方がいいね」とおっしゃいました。
自分では、多少野菜選びはできるかなと思っていたのですが、先生の具体的なお話しを聞いて、私の経験からの野菜選びなんて危ういものだなと感じました。具体的に理論にのっとった野菜選びもちゃんと勉強させていただこうと思いました。
今回の会でも、バラ園見学の後の昼食会では大根の見分け方を教えていただきました。
まっすぐなもの、ひげ根が等間隔でまっすぐであるものが味が良いそうです。根の先がまがった大根は辛いそうです。
ひげ根が等間隔でないものは、途中に肥料がはいったりしていて味が均一ではないということでした。
というように、先生からは山ほど学ぶことがありそうです。
こちらにお出でになるときには、できるだけ参加させていただきたいと思います。
バラ園の持ち主の飯塚さんという方は、本当に素敵な方でした。センスがとても良くて、おもてなしがお洒落でした。
この駐車場を改造されたというウッディハウスのようなゲストハウスも手作りのリースが壁に飾られ、癒しの空間になっていました。
バラ園で栽培された無農薬のバラのはなびらで作られたバラジャム三種です。
ペクチンなどについて質問しましたが、レシピの公開はなさっていないとのことでした。
相当、工夫されてここまでのジャムができたようですが、販売をするほどの量ではないそうです。
しっかりとバラの香りのする上品な味のジャムです。
瓶ごとに色も香りも違い、バラの種類ごとにつくられています。
販売されたら、女性には特に人気を得る事でしょうが大量に作るにはまだ時間がかかるのかも知れません。
いつか、販売されることを願っています。
秋なので、バラたちは休眠状態でした。春には別天地になるようです。「この状態を見ていただいただけでは残念なので、春の様子をお見せします」という庭園主・飯塚さんのお言葉。パソコンでスライドショーを見せていただきました。
次々に映し出されるバラ園の様々な景色は、花のパラダイスでした。
春には必ず観賞させていただこうと決めています。
お家の裏にある主となるバラ園。田んぼを埋めてここまでになさったそうです。
ウッディハウスも建っています。ハウスの入口にはステージにできるスペースがあり、春の花爛漫のときには色々なコンサートも催されています。
飯塚さんは、バラを育てる中で、バラを植物ではなく一個の人格として見るようになったとおっしゃっていました。
バラは嫉妬深く、けっこう競争しあうそうです。隣のバラに勝とうと上から覆いかぶさったりすると、「駄目でしょう。あなたはこっち」と言って分けてあげたりもするということでした。
また、トゲはバラ自身の身を守るものと思っていたけれど、実は壁やアーチなどを登って行くのに必要な道具ではと観察していて感じているそうです。
バラの声が聞こえてきて、会話しながら手入れをなさっているようです。
「こんな事を言ったら変に思われるかも知れませんが」とおっしゃっていましたが・・・・。
お料理をするときとに、私も似た体験をするので共感しました。
お料理も素材の声を聞きながらしていることが多いからです。
私もこんなことを言ったら変に思われるかも知れませんが・・・・。
今回は、西村先生から30年以上前に漬けたという梅干しを頂きました。
次回の会には、玄米おにぎりに入れて持参しようと思います。
この会では、また多くを学ばせていただくと同時に、素敵な出会いもたくさんいただきました。
本当に、心から感謝でした。ありがとうございました。
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