「未来の子供に残したい食と農」が、昨日出雲市で開催されました。
それに先立って、杉田かおるさんは13日から奥出雲町に入ってくださいました。
杉田さんを囲んでのお食事会がきっちん焚菜さんであり、私も呼んでいただきました。
昨年、お出でくださった時にマクロビオティックベースの郷土料理をお出ししたこともあって、色々なお話をさせていただくことができました。
子役で活躍されて華やかに見える生活の中にあって、すごく学校に行きたかったそうです。
中学校までで止まっていた通学が、30歳を過ぎてお友達の紹介で通った学校が東大大学院の環境学のゼミだったそうです。
それからの彼女の学びはすごかったんだと思います。
何を聞いても、想像以上の深いグローバルな答えが返ってきました。
ブータンのGNH(国民総幸福量)についても、彼女自身ブータンに行ってきたり、渡辺えっちゃんに勧められたツィッター、Facebook、naverを知って、アメリカのGoogle本社に見学に行ってきたり、その学びの行動力はすごいものです。
杉田さんのブログで詳細が紹介されていますので、興味のある方は是非見ていただけたらと思います。
14日には、朝食を出させていただきました。
私の4年目の梅干し漬や、1年経過した沢庵を喜んでくださいました。
こんな田舎の味を分かってもらえたことが、何より嬉しいことでした。
そして、出雲市に移動しての講演会、パネルディスカッション、映画(セヴァンの地球のなおし方)を聞かせて、見させていただきました。
映画「セヴァンの地球のなおし方」は、一部の人でなく、これからを生きる子供たちにも見せたいと思える映画でした。
この映画の公式サイト方でも、十分な情報がだされていますので、是非ご覧ください。
東日本大震災で私たち日本人は多くの問題を目前に突き付けられたはずなのに、いつの間にか放射能汚染の恐ろしさも忘れ去られようとしているように見えます。
現に、とうとう原発も再稼働してしましました。
福島の原発が、今また太平洋側に地震が来たとして大丈夫でしょうか。
私も少し諦めかけていました。
結婚をしてもいい年齢になった息子が言います。
「結婚して子供を持って、大丈夫と言える?」・・・・。
セヴァンの思いと同じ思いを持っていました。
この思いは、今の若い世代に共通するものではないでしょうか。
原発の問題が恐ろし過ぎて、それから目を背けているのかも知れません。
セヴァンのように、ちゃんと向き合っていかなくてはいけないのは私たちです。
こんな社会にしていったのも、こんな政治がはびこる国にしたのも私たちなのですから・・・・。
私は食品の裏側を見てから必要なものを購入します。
それは父から教わったことです。
農薬についても、農薬がかけられた野菜かどうかではなく、たい肥がどうかまで考えなくてはならないところまできていることもこの映画で知りました。
牛の餌となった草にかかった農薬がたい肥を通して人の身体に入るのです。
そして、そのたい肥が日本の農地を農薬汚染するのです。
農薬や添加物は少しずつ人の身体に溜まって身体や心の健康を阻害していきます。
食の欧米化で、日本では5人に1人が糖尿病という時代が目前です。
私は、今こそマクロビオティック食と思っています。
糖尿病にも、デドックス(排泄)にも効果があるからです。
また、杉田さんのお話で遺伝子組み換え種子について力説されていました。
遺伝子組み換え種子は、ラットの実験で健康に弊害がでることが証明されています。
それでも、その種子はどんどん地球上にばらまかれているようです。
興味のある方は、「モンサント」と「遺伝子組み換え」の用語で検索して勉強してください。
遺伝子組み換え原料を使用した食品についても、今後明確には表示されなくなるようです。
私たちは、いったいどうしたらいいか?
「自分で農作物を作る」か「そんな状況を分かって農業をしている人と仲良くなること」と杉田さんが教えてくれました。
とにかく消費者が、賢くなっていかなくては・・・・。
そういえば、お米も父は自宅で種もみを次年用に取り置きしていました。
豆類もそうでした。
舅は、今でも大豆や小豆を作ってくれますが次年用に取り置きしています。
私は改めて感謝の思いでいっぱいになりました。
私も、舅、姑のもとで農業研修を本格的に始めなくてはならないようです。
母が「私たちは島の根の国に住んでいるのだから」とよく言っていましたが、今の環境を大切に自分の守るべきものが何なのか見失わないようにしたいと再確認した杉田さんとの再会でした。
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