梅が出回る頃となりました。
奥出雲の我が家の庭の梅も日に日に太ってきています。
去年の今頃、梅干しを作るときに傷などあってはずした梅をお醤油に漬けておいたのですが、それが、今年おいしくなってきました。
お醤油の方も、梅の酸味がまろやかに調和してとってもいい味をだしてくれています。
梅は、種の中の仁がいい感じの食べごろになりました。
お醤油に漬けた梅、その梅を刻んだもの、種の中の仁。
お醤油の色もいい感じです。
この方法は、奥出雲の方に教わったのですが、お醤油に漬けて2~3ヶ月が食べごろといわれていましたが、自分で試した結果は、梅干し同様、仁が食べれるようになって初めて食べごろなんだなというのが実感です。
梅の場合、どんな漬け方でも一年が目安のような気がします。
今年は、梅の味噌漬けにも挑戦してみようと思います。
幸い、自家製の素材で作った自家製の味噌がいい味になっているので試しがいがあります。
奥出雲に住む私の従妹は、ゆずの味噌漬けを夏の食欲のないときに出していただくとご飯がすすむと言っていました。
梅もきっと、そんな感じになってくれると思います。この結果については来年報告できるかな・・・(鬼が笑うでしょうか)
梅は、ほんとうにすごい食材です。
これは、実家の母が亡くなる前ですから15年ぐらい前に作った梅干しです。
今年は、これをこの腐りやすい時期、お米に乗っけてご飯を炊いたり、煮物に入れたりしています。
ふっくらと膨らんで炊き上がった梅は、ほんとうにおいしいですよ。
昔、母はこんな梅干しを水で戻して、甘く煮てお茶請けでだしていました。
これも少し、甘く煮てみようかなと思っています。
このごろの梅干しは、賞味期限があるのですから不思議です。
数年前、100年前の梅干しを実際に見せてもらったことがあります。
カチカチに固まっていましたが、梅干しの味がしていました。肥やしもなくまったくの自然に育った梅には、賞味期限なんて不要と思えるのですが・・・。
去年、塩分が18~20%で梅を漬けているものにはカビはきませんでしたが、
10~12%で漬けたものには、焼酎で殺菌してもカビがきて、慌てて塩を足しました。
いろいろ食べて試してみたのですが、塩分20%ぐらいの梅干しは、三年目ぐらいからぐっとまろやかになっておいしい梅干しとして食べれることがわかりました。
やっぱり、昔ながらの漬け方で3年ぐらい経ってから頂くのが、理にかなっているのでしょう。
ちなみに最近のスーパーなどで売られている梅干しは、濃い塩分でつけたものを塩抜きして、いろいろな調味料で現代風に味付けするようです。
私の子供達も、塩だけで漬けた梅干しを見つけるのにとっても苦労したようです。
灯台下暗し、結局、私の梅干しを食べて、「これだ!!」と思ってくれたようで、今はリクエストの度に送るようになりました。
奥出雲の我が家の庭で、自然に育った梅があればこそ、ほんとうにありがたく感謝です。
今年も、強風に飛ばされないで枝に残ってと願っています。
玄米を美味しく炊きましょう
身体においしい玄米を食べましょう
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