素敵な方でした!! 西邨まゆみ先生

マクロビオティック

5月1日(土曜日)に「西邨まゆみ先生の講演会とクッキングライブ」が奥出雲町のアヴェリーヌ顕彰碑横にある「横田セミナーハウス」で開催されました。

急遽でしたが、クッキングライブのアシスタントでお手伝いすることになり、食材購入や調理器具の準備などなどてんてこ舞いの前日でした。
当日も先生が会場にお出でになったのは、開場20分前、打合せもなくそのまま講演会に・・・・・。
お料理の指示が少しあり、講演会の間にお野菜を切り下準備・・・・
という慌ただしい状況になったのですが、当の西邨まゆみ先生は慌てず騒がず、「はい、これで十分です」、「はい、無ければこれで代用できます」、「大丈夫、このお鍋で結構です」・・・という感じで軽やかにクッキングも進んでいきました。
途中からは、参加者の皆さん総出でお手伝いくださり、直接先生とお話ししながらのクッキングライブとなりました。
後からの感想の大半が、「先生と直接、間近でお話できて最高でした」というもので、私も少しホットしました。
参加くださった皆様、ほんとうにありがとうございました。

今回のこの企画は、昨年から小松先生にお願いして実現するよう準備していました。
せっかく、アヴェリーヌ偕子顕彰碑が建立されたのです。
建てただけにせず、久司先生の思いを少しでも実現するよう活用するため小さくてもイベントをと願っていたのですが、第一回目に一番ふさわしい先生が来てくださった気がします。
西邨まゆみ先生は、久司道夫・アヴェリーヌ偕子夫妻の元で17年間学ばれ、その後7年間マドンナのプライベートシェフとして活躍されたそうです。
「私の二人の子供は、アヴェリーヌ先生にとてもよく面倒を見ていただきました。子供達は、自分のおばあちゃんのような感覚でアヴェリーヌ先生のことを思っています。私が一番長くアヴェリーヌ先生の身近にいたので、一番良く知っているかもしれません」とおっしゃっていました。

マドンナ一家のお食事作りは、常に緊張の連続だったそうです。
お子さんお二人を経済的に支えるため頑張ってこられたのですが、「皆さんは、ご主人に頑張ってもらって、ちゃんと家庭を守る方が良いですよ。おいしいお食事を家族に作ってあげてくださいね」とクッキングをしながら、楽しくお話くださっていました。
ほんとうに気さくで、開けっぴろげで誰でも気軽にお話したくなるような方でした。
でも、この気さくさの根っこには、17年と7年の長いアメリカやロンドンでの努力と頑張りがあったんだろうなと想像できました。
深い学びを身に付け、沢山の苦労や努力を乗り越えた人だからこそ、お料理もプチマクロという入りやすいマクロビオティックを教えていけるのだなと思います。
軽やかにさりげなく、そしておもいっきり楽しそうに疲れも見せずお話くださる姿、お料理を見せてくださる姿、ほんとうに素敵でした。

一緒に写真も撮っていただきましたが、私は緊張して縮こまってしまいました。

後片付けの後、反省会をかねてお食事をご一緒させていただきました。
そのとき、「日本に戻って、日本の子供達の食を悪くしたのは給食だと思いました。今、給食の現場にも行ってお食事の改善を指導したりもしています」とおっしゃいました。

私も以前から、現在の化学調味料を使った味付けをおいしいと言う味覚を生み出したのは学校給食だと思っていましたから、共感するお話でした。
「私は、マドンナのプライベートシェフをしたことで、たくさんの皆さんに知っていただくことができました。だから、これからは日本でも学校給食を変えたりするお手伝いをしていこうと思っています」という事でした。
「それが、私の久司先生、アヴェリーヌ先生への恩返しです」ともおっしゃっていました。
「先生がトップからそういう活動をされるなら、私達は草の根で頑張ります」と思わず言ってしまったのですが・・・。

最近の学校給食は、地元で収穫されたものもたくさん使用されたり、味付けも出しを自然のものからきちんと取るという給食づくりをされるところも増えているようですが、一昔前は、「一生懸命作った手作りハンバーグを子供がおいしくないと言うんです。学校給食のハンバーグはもっとおいしいよ」というお母さんがいました。
私も子供が「学校給食の●●は、もっとおいしいよ」と言ったことがあって、ショックを受けたことがありました。
化学調味料の使用全盛期だった頃と言えるかもしれません。

私が子供の頃は、味の素全盛でした。
母がものめずらしさで使っていたときもありました。
でも、すぐに食卓から消えたのを覚えています。
きっと、正食の会学んでいた父が不自然と思ったのでしょう。
今の田舎の煮しめの出しは、粉末の出しの素だったりしています。
親戚の人が、キロ単位の大きい袋のだしの素を買うと聞いて卒倒しそうになった記憶もあります。
自然に沿った食事が進んでいくと、化学的な添加物をだんだんと受け付けなくなってきます。
味付けも自然そのものの味が一番おいしく感じるようになります。
小さい子供が意外と素朴なものを好む姿をよく見かけるのですが、分かる気がします。

西邨まゆみ先生は、きっと、これからの子供達が化学調味料を不自然な味だと思ってくれるよう努力してくださるでしょう。
期待するとともに、私も自分の家庭から少しずつ努力していこうと思っています。
西邨まゆみ先生には、頻繁に奥出雲に来ていただきたいものです。
先生の言葉で一番印象に残ったのは「よく噛んで少食」でした。
健康になる一番の食べ方なんですよね。
私も肝に銘じて実行しようと思います。

素敵な出会いと、沢山の学びをいただいたことに、心から感謝の慌ただしい一日でした。

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