NON CREDO(ノン・クレド)=「妄信しないこと」
まるかじりすると、さくっと固くて、ジューと果汁がしたたるりんごが食べたい季節になってきました。
私は、毎年青森から取り寄ます。
HP でしっかり生育状態や林檎園の様子、りんごへの思いが紹介してあるので、安心して注文しています。
今年もそろそろ注文しなくては・・・(木村りんご園)。
おいしいりんごでマクロビオティックのデザートをつくるのも楽しみ!
りんごのデザートは、簡単にできておいしいので大好きです。
先日、マクロビオティックのお料理教室でもつくったりんごのデザート、レシピと一緒にまたご紹介しますね。
そのお料理教室では、生徒一人一人が最近の出来事を一言ずつお話するのですが、先日ある方がこんなことをおっしゃいました。
「お茶を習いに行っているのだけれど、お菓子はいけないので一口頂いてお茶の先生の目にふれないところで残りを隠してもって帰りました。」と・・・・。
持って帰ったお菓子はどうなったのかな。
それを聞いて私は、悲しい、寂しい気持ちになりました。
お茶の先生は、きっと、生徒さんが喜ぶように、季節やお天気やいろいろの思いの中で選ばれたお菓子ではなかったかと。
その先生の気持ちを受け取ることの方が大切ではと・・・。
最近、マクロビオティックにはまりすぎて、少しはずれたものを食べたり飲んだりすることが悪いことのように、私のお料理教室でも感じることがあります。
他のところでお勉強している人にも同様の声をきいたことがあります。
元気に健康に過ごすことが、マクロビオティックな生き方と私は解釈しています。
食事は、その生き方の中で重要ではあるけれどすべてではないと思っています。
人の思いを汲み取ることの方が、食べてはいけないお菓子よりずっとずっと大切なように思います。
85歳になる舅は、マクロビオティックを知らない人ですが、昔からお肉がダメで野菜中心の食事をしてきました。
夜は早く寝て、夜明けとともに農作業をし、お役所勤めもしてきた人です。
働き盛りの時は、ご飯にお砂糖をかけて食べていたそうです。
稲刈りの頃には、羊羹を3本も食べたことがあるとも言っていました。
力仕事をするときには、身体が要求していたのでしょう。
マクロビオティック的には、ご飯にお砂糖をかけて食べる??? でしょうね。
でも、今でも私より頭もスッキリしていて、現役で農業、山仕事としています。
働くことが大好きで、活き活き生きています。奥出雲には、こんな老人(私よりずっと元気・・・笑)が沢山います。
NON CREDO(「妄信しないこと」と解釈しています。)というNewsを久司アヴェリーヌ・偕子夫人のお孫さんの久司容玄さんが発行されていました(現在は発行されているかどうか不明)。
病気の場合は別として、私は、いつも「ノン・クレド」と思いながら、マクロビオティックと向き合っています。
その方が、ずっと気楽にマクロビオティックを続けていける気がするのです。
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