可愛いつくしの砂糖菓子、作ってみましょう・・・
ふきのとうを摘みに行ったときに、つくしが可愛らしく傍らにすくっと伸びていました。
春のつくしですぐに浮かぶのは、砂糖菓子とお浸しです。
今回は、量が少なかったので、お吸い物と砂糖菓子に使いました。
4月の茶道のお稽古(お稽古というより、お楽しみお茶会です・・・若いときから、繰り返しお稽古はしてきたので、これからはお客様で楽しむことにしました)には、
このつくしの砂糖菓子とよもぎの粉餅を持参・・・・
(よもぎの粉餅の作り方については、改めて投稿予定)
この毎月のお茶のお稽古に手作りお菓子を作るのも、わたしの楽しみの一つ。
つくしの砂糖菓子の作り方
摘んできたつくしは、なるべくすぐに処理します。
1.袴を取りのぞいて、きれいに洗います。
2.洗ったつくしは、沸騰した湯でつくしの茎が透き通るまで、1分ぐらいさっとゆでます。
これをザルにあげておきます。
3.鍋に甜菜糖と同量の水を入れて沸騰させます。
これに、ザルにあげていたつくしを入れます。
4.中火で水分がなくなるまで、煮詰めます。
色が変わって、粘りがでてくることで判断しましょう。
5.これにグラニュー糖(わたしは、甜菜糖のグラニュー糖を使用。なければ甜菜糖でもかまいません)を器に入れて、やさしくまぶします。
ビニール袋などでまぶすと、つくしが潰れてしまうので、このようにていねいに扱ってください。
使用した甜菜糖
使用した甜菜のグラニュー糖
※今回使用した甜菜糖です。白く見えますが、漂白されたものではありません。色を大切にしたいお菓子作りに使っています。
6.手順5の甜菜糖にまみれたつくしを、バットかクッキングペーパーに並べて、天日干しして乾燥させます。
お天気の良い日なら一日で完成します。
7.保存は、湿気が入らないタッパーなどを利用します。1か月ぐらいは大丈夫ですよ・・・
つくしの苦味と田舎の香りがします。
是非、お試しください。
つくしの意外な栄養成分
生のつくしと生の人参の比較の一部です。
『出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)』
つくしの場合、
βカロテン当量(1100㎍)、ビタミンE(4.9mg)、ビタミンC(33㎎)、食物繊維(8.1g)となっています。
皮つき人参の場合、
βカロテン当量(8600㎍)、ビタミンE(0.4mg)、ビタミンC(6.0㎎)、食物繊維(2.8g)となっています。
さすが、山菜、驚きました・・・
春の楽しみにこんなお菓子作り、楽しんでみませんか。
お抹茶のおともにもおすすめです。
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人の身体は、食べた物でできています。
また、食べた物でできていきます。
健康な身体になれば、心も健やかに元氣になります。
山菜は、自然の理にかなった食材です。
少量がおすすめですが、ぜひ、食べてみてください。