久しぶりのウグイの味噌汁
斐伊川で釣れたウグイのあらをいただきました。
幼い頃から食べていたウグイの味噌汁にしました。
作り方
1.人数分の水を鍋に入れて沸かします。
2.湯が沸いたら、ウグイのあらを入れます。
3.あらが煮えて、汁が透明になってきたら、切った豆腐を加える。
4.豆腐が煮えたら、火を止めて、好みの量の味噌を溶かして加える。
5.小口切りに切った長ネギを入れて、少しおく。
完成したら、お椀に盛り付ける。
斐伊川の中流で育ったわたしは、釣り好きの父のおかげで、毎日のようにウグイ、うなぎ、なまず、あゆ、こい、ふななどを食べることができました。
ウグイは白身で、腹わたを取り除いて、ぶつ切りにして味噌汁。
腹わたを取り除いて、焼いた後、照り焼きにして食べるのが定番でした。
小骨が多くて、喉にかからないように気をつけて食べていました。
ウグイの腹には、きれいなオレンジ色の線があるのが、印象的に思い出されます。
川魚は、臭いが強いようにいわれますが、味噌汁ではその魚の生臭さは気になりません。
現在の斐伊川は、上流にダムができたため、水量も多くなり、流れも速くて、その様子は一変しました。
昔のように、川遊びも危険でできなくなり、釣りも危険になってしまいました。
そんな環境の変化の中でもらったウグイ。
父が釣って調理してくれたようなブツ切のものではありませんでしたが、懐かしくて涙が出そうでした。
マクロビオティックでは、白身魚がおすすめです。
川魚は、たいがい白身です。
味はたんぱくですが、海の魚より食べやすいように思います。
海の魚が取れなくなったり、マイクロプラスチックで危険が高くなっている現在、
川が多い日本の川魚を、食料として見直してみたらどうでしょう。
上流の田舎でも、下水道が完備されるようになり、水質も変わってきているはず。
ただし、田んぼにまかれる農薬がどんな影響を与えているかわからないけれど、
川の環境を整えれば、人へも良い影響が届くはず。