疲れないために・・・・よく噛んで少食・・のすすめ・・・・
コロナ禍でリモートによる家仕事をする方が増えたこの頃です。
通勤に取られていた時間は減り、少し生活の見直しもできたかもしれません。
それでも、時間に追われる日々の疲れは大きいものがあるでしょう。
「疲れは万病の元」にもなります。
疲れの原因の一つに、食べ過ぎがあります。
私のようにクシマクロビオティックの標準食を続けていても、いつも食べ過ぎていては、疲れの一因になってしまいます。
食に対する意識もないまま、おいしいから、食べたいからと、さまざまな種類の食べ物を無秩序に乱食したり、過食したりすればなおさらです。
とくに次のような食品は、食べ過ぎないようにします。
植物性油を多く使った油っこい食品(揚げ物、ポテトチップスなどのスナック菓子、油を使ったインスタントラーメンなど)、
動物性食品(たとえば肉、鳥、卵、ミルク製品、魚介類など)
また、脂肪分の多い動物性食品、
単糖類(砂糖、チョコレート、ハチミツなどを含む食品、菓子類、飲料水など)、
血液の塩分を薄める食品(アルコール類、果物、ジュース、コーヒー、緑茶、炭酸飲料類)など
また、塩分の摂り過ぎで血行が悪くなり、疲れにつながることもあります。
(逆に、薄味にしすぎて塩分不足になったり、熱い湯への入浴などで脱塩状態を起こしたりしても疲れにつながります。)
就寝前の3時間以内の夜食もおすすめできません。
それによって、身体は横たわって休んだ状態になっても、身体の中の内臓は消化吸収のためにフル稼働状態になります。
実際には、深い眠りにつくことにはならず、爽快な朝を迎えることはできません。
一日疲れを抱えながら過ごすことになるでしょう。
「腹八合医者いらず」ということわざの示すとおり、昔の人たちは体験的に食べ過ぎの弊害を知っていたのでしょう。
また、よく噛む(咀嚼)ことは、唾液の量を増やし、滑舌をよくして、物を食べやすくしてくれます。
ねばりの少ないサラッとした質の高い唾液が分泌されて、その量も多ければ、口腔の免疫力もあがり、細菌やウイルスに負けない身体作りにつながります。
クシマクロビオティックを学んでいるときに、玄米ご飯の200回噛みというレクチャーがあります。
「えー、200回も・・・」と騒ぎになりますが、やってみるとどうということはありません。
200回でも、玄米ご飯が口からなくなることはなく、だんだんとドロドロになり、甘くなり、顎は少しだるくなり、それでもしっかり唾液が分泌されて、少ない食事で満腹感を感じることができます。
普段に200回噛みは、むずかしいことです。
食事のとき、一口目だけでいいのです。
30~50回噛むようにしてみましょう。
一口目のその咀嚼が、唾液の分泌を促しやすくしてくれます。
また、食事の回数や量を減らすことも、疲れにくくしてくれます。
1日1食~1食半を、3~10日間続けてみましょう。
効果を感じたら、ときどき試してみてください。
サア、疲れやすい方は、よく噛んで、少食を試してみましょう・・・
明日のブログでは、
疲れたときのためのメニューとレシピを紹介します。
私たちの身体は、食べた物でできています。
また、食べた物でできていきます。
愛おしい大切な自分の身体のために、
よく噛んで少食を実行していきましょう!!
※入浴は、食物の消化吸収をよくし、発汗を促して、血液循環を良くします。
身体に溜まったナトリウム塩(塩分)の排泄もしてくれます。
身体を清潔にして、ストレス解消にもなります。
家では、入浴剤の使用もおすすめです。
ただし、選択の余地はあります。
また、温泉に行くことも、食べ過ぎ、動物性食品のとり過ぎ、塩分とり過ぎなどが原因の疲れにも効果があります。
入浴時間が長かったり、温度の高い湯だったりすると、逆効果となることもあるので、気をつけましょう。
|