先日、このブログでご紹介したモンデンモモさんの自作曲、「奥出雲八重垣」が今日の午後、奥出雲町佐白の八重垣神社で奉納されました。
奉納に先立って、隣接する伊賀武神社両神社の石原宮司による御祈願祭が催されました。御祓いから始まり、太鼓、祝詞、お玉串、太鼓・笛と一人で式を司られる様は厳かなものでした。
一連のお祭りの後、モモさんの歌、「奥出雲八重垣」が奉納されました。
その様子は、ご本人の許可をいただき、YouTubeにアップしました。
その1
奉納歌の様子
その2
御祈願祭の様子
その3
御祈願祭前の伊賀武神社での様子
古代の雰囲気、神話のふるさとのメロディ、深い詩、心癒される格調高い歌です。
木立に包まれた緑豊かな境内という環境と歌が一体化して、幻想的でした。風の音も手伝って、更に自然に包まれているようでした。
沢山の方の耳にお届けしたい歌です。
素盞嗚尊(スサノオノミコト)と稲田姫が結婚式を挙げたといわれる島根県奥出雲町佐白の八重垣神社です。
奥出雲八重垣神社には素盞嗚尊、稲田姫、稲田姫の両親の足名椎、手名椎が祀られていますが、明治政府の合社冷により近くの伊賀武神社に移設されました。
この近辺には、八重垣神社の元宮跡。
稲田姫が鏡に見立てて髪を梳ったといわれる鏡の池もあります。
この池の水で素盞嗚尊が八俣大蛇退治の為の強い酒を造らせたといわれており、ひでり続きでも枯れたことがないそうです。
また、足名椎、手名椎夫婦が娘達と住んでいた長者屋敷跡、大蛇が休んだといわれる八頭滝など、他にも神話にまつわる史跡が多くあります。
私が結婚式を挙げた松江市にある八重垣神社も大好きですが、奥出雲の八重垣神社も行くたびに好きになります。
今日は、いつか覗いてみたいと思っていた泉谷鏡ヶ池にも行きました。
小さな池ですが、山からの流れがあって確かに鏡として使うにはピッタリの大きさでした。
回りは、木立に囲まれ、豊富な山野草がシンプルな姿を見せてくれています。私の大好きな清々しい空気感があります。
このまま、自宅の庭に持ってこれたら素敵!!と思える情景です。
私たちの身体は、今出来上がったものではなく、人間が出来たときから綿々と繋がって、現在ここにあるのです。
先日、安来市伯太町にある長台寺のご住職が「自分の身体にご先祖様がおいでになるのです」とおっしゃいました。
だから、何かに向かって拝むのではなく、自分の中のご先祖様を大切にするように生きれば良いと・・・・。
目からウロコが落ちるとはこんな気持ちをいうのかと思うほど、納得がいったような思いがしました。
ついつい神仏に向かわなくてはいけないとか、お墓参りが大切とか形だけにとらわれてしまいがちですが、自分自身や他人様を大切にすることがご先祖様を大切にすることなのだと納得したのです。
そういう思い方に至ると、自分自身がとても愛しくなってきました。
優しかった懐かしい祖父母、大好きな両親、叔父、伯母など亡くなっていった人たちまでも、自分の中に生き続けているんだという確信めいたものを感じるのです。
今だけの自分の身体ではなく、人間がこの世に現れてから、綿々と続いた結果、この身体があるのだと・・・・。
そして、更に未来に受け継がれていく身体なのだと・・・・。
今回のモンデンモモさんの歌には、そんなメッセージも込められているように感じました。
この貴重な体験をいただいた後、ハードスケジュールで忙しい1日を過ごしたのですが、不思議なくらい疲れを感じませんでした。
奥出雲で感じるのは、いつも優しい中庸なパワーなのですが、実は人の身体にはとても良い氣をもらえるパワーなのかも知れません。
こんな素敵な地に居られることに心から感謝の1日でした。
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