どうなっていくの原発・・・・

福島原発事故のニュースがだんだん少なくなって、国民の関心も薄れつつあるように感じるこの頃、これでいいのだろうかと心配になってきます。
私の住むこの松江市には、島根原発があります。
島根県庁からは8Kmの距離しかありません。周辺には、松江市役所もあります。
松江市には、警察、病院、大学と主要機関や施設が集中しています。
もし、福島原発のような事故が起こったら、すべての機能が止まってしまいます。
松江に次ぐ出雲市、お隣、鳥取県の米子市、境港市など、近隣の大きな市でさえも30Km圏内です。
最近しきりに、原発の再稼動に備えてなのか、
「津波に備えて、・・・・施設が作られました」というような報道が多いように感じます。
自分の関心が強いためなのかもしれませんが、それにしてもそんな報道を耳にするだけでも、嫌気がさしてきます。
少し前になりますが、車で聞いたニュースでも県の職員が福島原発事故について調査に行きました・・・・という中で・・・・
「避難所での不便さ」、「避難所でどんなことが必要か」などについて避難されている人達への聞き取り調査などの結果報告がありました。
私たちが知りたいのは、事故が起こってからのことではないのに・・・・
いったい何の調査がされているのだろうと耳を疑うほどでした。
福島原発事故がどんなものだったのか、どうしてこんな状況になったのか、どうしたら防げるのか、今後どれだけの期間、どれだけの被害が被災者の皆さんの身に降りかかっていくのか、原発がほんとうに今後必要なものなのか・・・・。
そして、私が一番知りたいのは、「原発が絶対安全なものなのか」ということです。
福島原発事故では、子供達に被爆があったことが、最近になって報道されました。
未来ある子供達に、いったい誰がどう責任がとれるのでしょう。
3月11日まであった、健康な身体、平和な家庭、どうやって取り戻してあげれるのでしょうか。


「米国防総省当局者は16日、福島第1原発事故を受け、米軍は同原発から半径約90キロ以内への米兵の立ち入りを原則として禁止していると明らかにした。」
「東日本大震災に伴う福島第1原発の事故で、フランス外務省報道官は17日、在日大使館を通じて東京周辺在住のフランス人に対し被ばくによる健康被害を抑える「安定ヨウ素剤」の配布を始めたと発表した。
 外務省は原発事故の深刻化を受けた「予防的措置」とした上で「特に妊娠中や出産直後の女性、子供たち、若者にとって、この錠剤の服用は重要だ」と呼び掛けている。

(2011年3月17日 スポニチのニュースより)


フランス、アメリカはこんなに敏感に反応しているのに、日本の対応が、いかに貧弱なものであったか、腹立たしさだけでなく、虚しくなってしまいます。
先月には、チェルノブイリ原発事故による放射能汚染の研究をされている民間研究所ベルラド放射能安全研究所(ベラルーシ)の副所長のウラジーミル・バベンコ氏が来日し、こんな記者会見をされていました。
この中に、
「・・・・日本人の食生活はベラルーシ人の食生活とは大きく異なっています。日本の食生活の中では海産物がよく食べられています。海産物にはたくさんのヨウ素が含まれています。
 そのような食生活の違いがありますので、日本で甲状腺に関係する病気がふえるとは余り予測していません。そのことを願っております。・・・・」という会見内容がありました。
味噌汁、ご飯、漬物を食べる機会の多い私たちの食生活は、ロシアの人達よりは良いということでしょう。
奥出雲食房へのご注文でも、今年のものでなく前年、またはその前の年のものが欲しいとリクエストされる方もあります。
最近、娘が去年の干し椎茸をリクエストしてきました。
幸い販売していたのが昨年春のものだったので、残っていたすべて娘に回してしまいました。
「それが無くなるまで大事に使うね。ありがとう」と言ってくれました。
そんなに神経質にならなくてもと言う方もあるかも知れませんが、私はここまで気を使ってくれていることに感謝しています。
また、息子達も玄米を食べてくれていますが、それについてもデドックスしてくれるという点で、食べてくれていることに感謝しています。
最近、息子のお友達がダイエットのため玄米を食べたいということで、玄米を送りました。
どんな形でもいい。一人でも多くの人に玄米を食べてもらえたら・・・・私の願いでもあります。
我が家がマクロビオティック食にして、この年末で丸7年経過します。
7年で人間の身体およそ60兆個の細胞が入れ替わるそうです。
いったいどんな変化があるのか、この数年間楽しみにしていました。
確かに、心、身体、そして人生感、いえ人生そのものにも変化を実感します・・・・いい意味でです。
一日でも早く原発のない日本になることを願いながら、私は一人でも多くの人にマクロビオティックについてお伝えしていこうと思っています。
今は、マクロビオティック食というより日本の伝統食のすばらしさを実感できるからです。
島根原発は、宍道断層という活断層近くに位置しています。
880年11月23日(元慶4年10月14日)には、出雲地震がありました。
こんな地震がこないことを願っています。
また、こんな地震が来る前に、原発そのものがなくなっているか、絶対安全に稼動するものになっていますようにと祈っています。
地震や他の自然災害に次々襲われる中、これからの日本人の生き方を何か問われているように思うのは私だけでしょうか。
父や舅がかつて同じことを言ってくれました。
「人は、我慢が一番大切」だと・・・。
言われたときは、「そうなの?」と思ったものでした。
歳を重ねるごとに、この言葉の重みを感じます。
戦後の我慢を忘れかけた? 私達・・・。
次世代の人達に確かな生き方を残したいものです。
一生懸命働く姿を見せてくれた両親が示してくれたように・・・・。
楽しいこと、苦しいこと、辛いこと・・・すべてのことに心から心から感謝です。
玄米を美味しく・・・の炊き方
身体においしい玄米

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