新型インフルエンザが猛威をふるっているようです。
遠くに住む私の姉一家も、家族が次々襲われてしまいました。
私も気をつけなくてはと、久司先生の「THE マクロビオティック」の本を紐解いてみました。
インフルエンザの項には、次の記載がありました。
『インフルエンザ、風邪、その他のウィルスによる感染症は、一般的に秋や春、もしくは、季節・天候・気温の大きな変動の直後に見られることが多い』
気候の陰陽のその端境期ということですね。
『夏の間に堆積した砂糖・果物・水分・生の食べ物・油などによる過剰な陰性成分を体外に排出。春には、塩・肉・鶏肉・魚・その他の動物性食品・堅く焼き締めた小麦粉製品などによる過剰な陽性成分が主に排出される。』
身体の中の陰陽が変わるときなんですね。 なるべく中庸の食事をしていれば、身体も楽に移行しやすいでしょうね。
そして、その排泄症状として、『筋肉の痛み・のどの痛み・頭痛・くしゃみ・鼻水・
せき・高熱・吐き気・下痢といった症状が数日間から一週間もしくはそれ以上継続するのが一般的』
とあります。
そういえば、マクロビオティック食を始めて2年ぐらいしてから、母の法事のときに出たご馳走を食べ過ぎて、まるで風邪のような、上記の症状が出たことがあります。
熱も出て寝込んでしまいました。
日曜日の法事で、火曜日ぐらいから体調が悪くなり、金曜日に高熱で寝込んでしまいました。
そのときは、風邪とは違うようだけれど、でも、風邪? で終わりましたが、
また、そんなご馳走を食べる機会があって、同じ状態になり、これが、ご馳走を食べ過ぎた結果と知ることとなりました。
マクロビオティック食に変えたことで、身体がほんとうにピュアになってきていることを知りました。
ご馳走をいただくときは、食べ合わせを考えるようになりました。
お肉を食べるときには、大根サラダや大根おろしをたっぷりと食べる。
蟹やえびを頂くときは、レモンや柚子など柑橘のエッセンスで頂く。
お刺身には、しょうがやわさびをたっぷりつけて食べる。
そのときに、それらがないときは、帰宅してから大根おろしをいただいたり、干し大根や椎茸でスープを作って飲む。
などなど、賢く、おいしいご馳走と付き合えるようになりました。
余分にご馳走をいただいて、それが、後から体調不良につながるようなときには、上手に対処して、一緒に楽しい食事の時間を共有する。
「私は、これが駄目です。あれが駄目です」と言ったりするのは、止めにしています。
時には、「マクロしているから、これ駄目でしょう」など言われるのですが、そんな時はとっても悲しい気持ちになります。
いい気遣いならいいのですが、無用な気遣いの場合もあるので・・・。
さて、上記症状に見られるウィルスの中和には、
『梅干しや梅干しを使った料理が効果的で、特に梅しょう番茶・くず茶・くずクリームなどがよい』
と記載されています。
煮物をするときに、梅干しを入れてもいいでしょうね。
私は、夏場、いたみにくいので、煮物にはなんでも梅干しを1~2個入れていましたが、年中そうしてもいいのかも知れません。
おでんなどにも是非入れてみようと思います。
中庸の食事をとっていくこと、それが健康維持には大切なんですね。
身体が中庸だと、蚊も噛み付きません。
ウィルスも一緒なのかもしれません。
玄米をたくさん食べていると、お肉もお魚もあまり欲しいと思わなくなります。
身体が要求しなくなるんですね。
玄米に一番合うのは、梅干しと味噌汁、お漬物でしょう。
玄米中心の素食が一番健康をもたらしてくれるものと、マクロビオティック食5年の身体が教えてくれます。
マクロビオティックにのめりこまず、上手に取り入れながら、ボディワークも大切に日々暮らせる今に、心から感謝です。
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