先日、従妹の家に用事があって行きました。
すると、この通り、お茶の用意をして待っていてくれました。
私のために、こんなにしてもらって感激してしまいました。
パンダ豆の煮豆です。お茶口用に甘く煮てありました。
里芋に煮つけ。里芋が砂糖とお醤油で甘辛く煮てありました。ホクホクして表面は甘辛いのですが、中は里芋そのものの味がして、とってもいいお味でした。
サツマイモの煮物。くずのようなサツマイモの良いところ取りをして煮たそうです。サツマイモ本来の甘さに砂糖とお醤油の甘辛さがちょうどいい加減でした。サツマイモの黄色もキレイでした。
瓜の奈良漬けと、ナスの奈良漬けです。瓜の奈良漬けは、姑も得意です。従妹のお姑さんの漬け方は、姑とはまた違う漬け方でした。
はやと瓜を頂いているので、従妹のお姑さんの漬け方でしてみようと思います。
どれも、お砂糖がたくさん使ってあるので甘いのですが、実家の母や伯母たちの味と似ていて、やっぱりおいしかったです。
他の親戚に行っても、奥出雲ではたいていこんな感じでもてなしてもらいます。
なんだか、実家に行ったようで、母を思い出して熱いものがこみ上げます。
奥出雲の我が家でも、こんな感じでおもてなしをします。
「こんなに出てくるんですか。まるで食事のときのご馳走ですね。ご飯が欲しくなります」と初めての方は、よくおっしゃいます。
85歳の姑のお蔭で、ありがたいことに、まだまだ学ばせてもらっています。
上等の生菓子も添えられていましたが、手作りの品がほんとうにご馳走でした。
お野菜もすべて自家製なので、ほんとうにおいしかったです。
お年寄りたちは、こうして自分の作った野菜でご馳走を作って、
ご近所の方たちとお茶をします。
冗談を言い合ったり、お料理を学びあったり、手芸の話をしたり、また、時には愚痴をこぼしたりしながら、閉鎖的な田舎ぐらしでの息抜きにされています。
こんなティータイム、田舎に暮らす女性には絶対必要だろうと思います。
車でスイスイ出かけれる若い世代は、他の息抜き方法もあるでしょうが、
自分で遠出できない年輩の方たちには、とっても素敵なティータイムでしょう。
従妹のお姑さんは、栗の渋皮煮も得意で、奥出雲食房では購入させていただいています。
ネットで販売するだけの数量がなくて、すぐに完売してしまいます。
今年は、私のお客様用でなくなってしまいました。
先日は、久司先生にもご親戚とのティータイムでお出ししました。
この栗の渋皮煮も姑が漬けた奈良漬もとても、喜んで食べてくださいました。
こんな素敵なティータイムの習慣、最近は敬遠する家も多くなってきているとか・・・・・。
自分で作ったお野菜達で、心からのおもてなしができるこんな習慣、いつまでも続いて欲しいものです。
優しい姉のような従妹に、そしてお姑さんに、心から感謝でした。
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