11月18日(日)、風の強い寒い日でしたが、奥出雲町横田にある
奥出雲デイサービスでマクロビオティクのお食事会がありました。
「高齢者にとっての美と健康について、山口眞利枝先生とともに”食”から考える会」と題うった会でした。
山口先生は、広島でマクロビオティック・クッキングスクール「マクロビオス」
の代表をされています。
奥出雲町は中国山脈の麓に位置し、広島、岡山、鳥取との県境にあります。
古くから広島との関わりが深く、今でも陰陽テニス大会、陰陽カルタ大会などなど
陰陽のいろいろな大会が開催されています。
最近は少なくなりましたが、優秀な高校生は広島の高校へ行っていました。
また、いろいろなお稽古事の先生も広島から来られていました。
山陰にありながら、山陽との交流の深いところです。
そんな関係で、自然に奥出雲町に先生をお呼びして、このような会をしようと
いうことになったようです。
私も奥出雲食房として、声をかけて頂き参加させていただきました。
お料理は、奥出雲町の食材を使ったもので、見た目もきれいでとてもおいしく
頂きました。
メニューは、
・芋deオレンジと二色茶巾(金時芋、紫芋、オレンジ芋がとてもきれいでした)
・ケールのごま和え(奥出雲産のケールは、とてもフレッシュです)
・そばサラダ(今が旬の新蕎麦の香りの良いお蕎麦でした)
・小豆かぼちゃ
・黒豆いり玄米ごはん(えっちゃんの日本一のお米)
・甘い野菜の味噌汁
・れんこんのはさみ揚げ(青紫蘇と練り梅がはさんでありました)
・アスッコの生姜炒め(アスッコは市販されていない試作の野菜でした)
・雪鍋(奥出雲町で作られている辛み大根とお豆腐を使用)
盛りだくさんの献立で、先生のお人柄のように、どのお料理のお味もやさしく、
ほんとうにおいしいものばかりでした。
奥出雲町で取り組まれている有機野菜は、アスッコ、ケール、辛み大根、蕎麦などなど数え上げればきりがないほどです。
標高の高い奥出雲町の野菜は、寒暖の差も大きく、水も花崗岩の岩清水で栽培されるため、やわらかく甘く仕上がります。
マクロイオティックのこのような会がアヴェリーヌ偕子夫人の故郷の横田で
開催されて、実際参加させて頂いて、感激でした。
山口先生は、広島で病院、幼稚園、高齢者施設などのお食事の指導もされていて
実績をあげていらっしゃるとのことでした。
高齢者施設でマクロビオティック食をとるようになって、施設利用者の方たちが
穏やかになっていっているそうです。
産科病院では、妊婦の方の産後のひだちも良く、お乳の出もとってもいいとの
ことでした。
奥出雲デイサービスは、古民家を改造した施設で、まるで自宅にいるような
そんな施設でした。
マクロビオティック食がこんな形で、広がっていくのもいいなと、自分の健康や
同年代の人たちの健康ばかりに目がいっていた私には新鮮な驚きと感激がありました。
私が誘ったのは、ある市の「健康長寿課」に勤務する保健士、高齢者施設で看護部長をしている友人でした。
とっても実りある会で、友人にも喜んでもらえました。
マクロビオティック食が、こんな形で広がっていったらステキだなと思えた
一日でした。
そして、マクロビオティックを統合医療やロハスの一環としてとらえ、幅広い
ものの見方をしていかなくてはと思いました。
私も、人のお役に立てるよう、もう少し、マクロビオティックの勉強も深めなくては・・・・。
マクロビオティックがそのままあるといえる奥出雲町ですが、旧来の食事に立ち返ることで、老人医療費が減っていくようになったら、すばらしいのにとまた改めて感じた1日でもありました。
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