久しぶりに安来市伯太町にある長台寺に行きました。
いつもすてきなおもてなしを受けるのですが、
今回は写真を撮るのを忘れていました。
杉の木の木目の美しい銘々皿に乗った麩餅のお菓子に
お抹茶を頂きました。
お茶碗は、ご住職のお手製でした。
ニ服目に頂いたときのお茶碗が小ぶりで私の手にすっぽりと入って
いとおしくなるような、かわいいものでした。
絵柄ももみじをイメージしたものや、深い緑に柿の色を思わせるオレンジが
鮮やかなものなどでした。
家でちょっと一服のお抹茶というときに、欲しくなるようなお茶碗でした。
また、一つ学ばせていただきました。
機会があれば、私も挑戦して焼いてみたいものです。
後から出てきたお煎茶の入った、伊万里のお湯のみがまたまたステキでした。
ちょっと縦長だなと思っていましたら、奥様が「これ、蕎麦ちょくなんですよ」と
教えてくださり、そのセンスの良さに感心するばかりの私でした。
小さなお盆に載ったその湯のみの横には、「むべ」が一枚のむべの葉の上に
食べやすく切り目が入って置かれていました。
センスの良さもさるものですが、そのお心遣いも学ばせていただきました。
ご住職の島田先生のお話は、奥が深く、いつ聞いても勉強になることばかりですが、今回は、先生と細川護熙元首相との対談が雑誌 和楽 で紹介されているお話に花が咲きました。
雑誌で見る細川元首相の嬉しそうで楽しそうで穏やかな表情から、ご住職との
水墨画を通しての奥の深い師弟関係が垣間見えるようでした。
お忙しいところを、別天地と言ってもいいお座敷で、築山になったお庭を拝見しながら、たくさんの興味深いお話。
心から楽しい一時が頂けたことに、夫とともに心から感謝でした。
ほんとうに久しぶりにお尋ねしたのですが、境内は穏やかで清々しくていつ訪れてもステキな場所です。
境内を包む山や畑の木々や草花も紅葉のおしゃれを着こんで、すっかり秋景色になっていました。
伯太町はお茶作りで有名な場所ですが、高齢化でその維持が難しくなってきているところもあるそうです。
無農薬の茶畑が、また、山に帰りそうになっているそうです。
そんなお茶畑のお茶で三年番茶をと挑戦中です。
伯太町に昔から残るやり方での挑戦です。
おいしいお番茶になることを願って頑張っています。
完成したら、またブログでご紹介したいものです。
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