今年は、7月30日が土用の丑の日ですね。土用の入りが7月20日、土用明けが8月6日です。したがって、8月7日が立秋になります。
土用とは、古代中国で考え出された思想の陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)に基づき割り当てられ、五行(木火土金水)の五時(春・夏・土用・秋・冬)を四季に割り当てた期間です。立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれ前十八~十九日間(各季節の終りにあたります)を言います。
土用の丑の日の由来ですが、
夏バテ防止のためにウナギを食べるという習慣が定着した江戸時代中後期、売り上げ不振に悩んだウナギ屋から、相談を受けた平賀源内が「今日は土用の丑の日」と書いた張り紙を出して宣伝し繁盛したそうです。
丑(うし)の日に「う」の付く物(うどん・うり・梅干など)食べると体に良いとの言い伝えがあり、「うなぎ」が合致したと考えられるそうです。
そこで、以前から気になっていた「うなぎもどき」を作ってみました。
もちろん、本物のうなぎがおいしいにきまっていますが、マクロビオティクのレシピでどんなものができるか興味があったのでつくってみました。
うなぎの蒲焼きです。 ほんものっぽくおいしくできました。
ほんとに、うなぎ? って感じです。
レシピをご紹介します。
山本祥園先生の「食養道」を参考に作りました。
この本、とっても参考になります。
サブタイトルがすごいんです。
「21世紀を健康に生きるために」、「氣を高め充実させる健康料理」、「未来食」なんです。「き」も「気」ではなく「氣」という字が使ってあるのがいいなと思いました。
材料(5人前)
木綿豆腐 2 1/2 丁(水切りをする)
すりごま 大さじ 2
山芋 少々
のり 2 枚
油 適量
みりん 大さじ 5
自然醤油 大さじ 5
はじかみ生姜 少々
作り方
? 水切り豆腐をフードプロセッサーにかける。
? ? にすりごまとすりおろした山芋を入れて、一緒に回す。
? のりを縦四つ切にして、? の豆腐を4等分して載せる。
油をつけたナイフで平らに延ばして、うなぎのほねをおもわせるように
筋をつける。
? ?を 170℃に熱した菜種油で揚げます。
? みりんと醤油をフライパンでひと煮立ちさせてたれをつくり、?を入れて水分がなくなるまで煮ます。
私は、これで盛り付けをしたのですが、?で作ったたれを?に塗って直火で焼くのがほんとうのやり方です。
「うなぎの蒲焼きよ」と言って出せば、その気になってしまいそうな食感と味でした。 おいしかったです。不思議な感じがしました。
小学生の頃、父が斐伊川で捕って食べさせてくれたうなぎは、皮がグレーの色をしていて、身が厚くて、身の色が真っ白で、油っぽくなくさっぱりしていて、ほんとうにおいしかったのに・・・・・。 今では、あんなうなぎ、見たことがありません。
もう一度、食べてみたいものです。
でも、あのうなぎの味を思い出せることに、父に感謝です。
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