糖尿病のための・・・小豆かぼちゃ

マクロビオティック

糖尿病のための・・・小豆かぼちゃ

寒いこの時期、私にとって「小豆かぼちゃ」は必須の食べ物・・・

糖尿病のため網膜剥離寸前で手術を受けた親戚のために、私の師の故大場淳二先生から指導していただいた「小豆かぼちゃ」の作り方を、ご本人と奥様から了解を得ていますのでここに紹介します。

その「小豆かぼちゃの作り方」は、私がマクロビオティックのスクールで学んだ作り方とは相当違うものです。

基本の食事はマクロビオティックの標準食とし、毎食小豆かぼちゃを食べます。

 

 

 

 


 

 

平成24年12月2日発行の「はつらつ元気」に紹介されました。

これについても、故大場淳二先生にすすめられて掲載させていただきました。

 

この本では、山ノ内和漢薬研究所所長・医学博士の山ノ内慎一氏(平成24年当時)の

糖尿にたいする「小豆かぼちゃ」の有効成分についての記事が寄せられていましたので紹介します。

 

インスリン分泌を助ける必須ミネラルが豊富!

すい臓の機能強化も促す小豆カボチャ

 

小豆カボチャは民間療法として伝承されてきたメニューの一つで、とりわけ糖尿病の予防・ 改善に役立つことで知られます。

 

ちなみに、中医学では、糖尿病は「腎虚」と呼ばれる「腎の力が弱った状態」に起因するといわれています。

一方、小豆は腎臓と似た形をしていることから、食べると気が養われ、腎虚の改善に役立つと考えられてきました。

また、カボチャに関しては、五臓六腑の「」の機能を高める働きがあ り、すい臓をはじめ体内の消化活動を活性化して胃を助けると言われています。

 

こうした点を鑑みると、小豆カボチャが長い間、広く重用されてきた理由も見えてきます。

そして、栄養学的な見地からも、小豆とカボチャは、糖尿病 の予防改善に有用であろうと考 えられます。

 

なぜなら、インスリン分泌を助ける必須ミネラルや、糖代謝を促すビタミンB群食後の急激な血糖上昇を防ぐ食物繊維やポリフェノールの含有量が多いからです。

 

インスリン分泌に関わるミネラルはいくつか挙げられます。

小豆は亜鉛やクロム、そして、カボチャは亜鉛やコバルトをそれぞれ含有しています。

ビタミンB群は、三大栄養素の代謝に不可欠です。

なかでも、糖代謝にはビタミンBが深く関わっていますが、ビタミンB群は、互いに助け合って機能するので、バランスよく摂ることが大切です。

食物繊維は、水溶性、不溶性の二種類があり、小豆とカボチはどちらも豊富です。

糖の吸収速度を遅くするために役立つのは水溶性です。

一方、 不溶性は便秘解消に役立つほか、咀嚼回数が増えて、過食を防ぐ利点があります。

また、小豆やカボチャに豊富に含まれるポリフェノールも、糖の吸収を遅らせる働きがあるほか、コレステロールを下げる効果も見逃せません。

 

糖尿病合併症の予防も期待できます。

●小豆カボチャに含まれる有効成分

◎必須ミネラル
インスリン分泌を助ける!

◎食物繊維
食後血糖値の上昇を抑える!

◎ビタミンB群
糖の代謝を促す!

 

「糖尿病のための小豆かぼちゃ」の作り方

 

 

【材料】
・少納言小豆・・・・・150g(できるだけ小粒のものを選びましょう)
・国産かぼちゃ・・・・150g
・自然塩  ・・・・・適量

 

【作り方】
1.少納言小豆150gを一晩浸してから煮る(昆布を入れて炊いても良い)
小豆はできるだけ小粒のものを使用します。

大納言小豆は適切ではありません。

2.かぼちゃ150gを2センチ角に切る。
ぼちゃは国産で、丸くて形の良いものを選びましょう。

3.2のかぼちゃを鍋に並べ、上に1の煮た小豆をかぶせる。
中火にかけ沸騰したら弱火で15分ぐらい(かぼちゃが柔らかくなるまで)炊く。
塩で味を整えてしあげる。

 

自然塩の量は、体調に合わせて小さじ1までで調整します。

今回は、自然塩一つまみで味付けしました。

 

先に紹介した網膜剥離寸前で手術をした親戚は、ヘモグロビンA1C値が 6.3~6.4、血糖値も 100 近くに下がり、病院通いの回数も減りました。

 

How to Cook Azuki Beans with Pumpkin
For Those Who Concern About Diabetes

 

 

 

 

 

 

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