野カンゾウの食べ方・・・ヌタ
ふきのとうを摘みに行った時に、すぐ傍に野カンゾウがありました。
春には、欠かせない山菜の一つです。
マクロビオティックでは、このようにドンドン上に伸びていく陰陽五行でいう「木」のエネルギーの食材は、酢味で食べることをおすすめしています。
肝機能が活発になる春には、その肝臓の機能アップに貢献するからです。
眉間に縦じわが出ていて、イライラしたり、急に腹が立って怒りだす人には、特におすすめします。
このような春の青野菜、山菜の他には菜の花、のらぼう、小松菜、高菜などを茹でてお浸しにしたり、酢の物にしたり、ヌタにしたりして頻繁に食べます。
実際、一か月もすると、眉間の縦じわが消えたり、薄くなってきたりします。
心も穏やかになり、落ち着いてきて、周りの人たちにも不快感を与えることが少なくなります。
これは、わたしのお料理教室の生徒さんや、女性クリニックでのお食事アドバイスで多く経験ずみのことです。
というわけで、今回は、ヌタにして食べることにします。
野カンゾウのヌタの作り方です。
1.摘んできた野カンゾウを、枯れ葉など取り除き、きれいに洗います。
2.鍋に洗った野カンゾウと少量の水を入れて、中火にかけます。
蒸し煮のようにして茹でます。
3.色が深い緑色に変わり、やわらかくなったら、ザルにあげて、冷まします。このとき、水にはさらしません。
4.冷めた野カンゾウを2~3㎝の長さに切り、水気を絞ってボールに移します。
5.これに、好みの味噌と酢加えます。
手でしっかりと絞り、出てきた汁を吸わせます。
これを3回ぐらい繰り返します。
こうすることで、味が中まで入ります。
6.好みで甜菜糖や、風味付けに醤油をたらしてもかまいません。
7.完成したら、器にもり、ごまをかけます。
クセがなくて、やわらかいとシャキシャキとした食感のおいしい一品になります。
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