玄米ご飯に加える・・・雑穀について・・・
玄米ご飯を食べることをすすめるとき、「雑穀米を食べています」と多くの方から聞きます。
雑穀の種類が多いと良いと思う方が多く、10~18穀米に人気があるようです。
ご飯に加える雑穀が、多ければいいというものではありません。
マクロビオティックでは、陰陽五行にそって、3種類ぐらいまでがおすすめです。
雑穀にも収穫時期があり、旬があります。
旬の雑穀をその時期に食べます。
また、収穫される場所の気候帯も意識します。
熱帯地方のものは、熱い夏に食べます(キヌアやアマランサスなど)。
寒帯地方のものは、寒い冬に食べます。
そして、温帯地方のもので、晩夏に収穫されるものは、年中食べてもかまいません(玄米、アワなど)。
春に使う麦は、厳密には春に収穫される秋播きの小麦です。
購入するには、判断できないのが現状なので、気にせず使いましょう。
上記の1列目の雑穀がそれぞれの季節で、食事に取り入れるものです。
2列目は、次の季節の雑穀です。
3列目は、前の季節の雑穀です。
冬に夏の雑穀は入れません(身体を冷やす)。
また、夏に冬の雑穀は入れません(熱い夏に身体を温める)。
今現在が、次の季節に近いか、前の季節に近いかでも調整しましょう。
黒米も冬(水)の季節に食べる穀物です。
春の小麦です。
夏の雑穀です。
雑穀として、ご飯に足すだけでなく、さまざまな調理法があります。
たかきびを炊くと、ひき肉の代用ができます。
タカキビハンバーグなどは、おすすめです。
もちきびは、茹でてサラダに入れたり、ひよこ豆を煮てつぶしたものと混ぜてナゲット風に揚げると子供に人気のおかずになります。
大麦は、雑穀としてご飯に入れるだけでなく、クッキーに使用したり、スープに入れて食べるのもおすすめです。
秋の雑穀です。
もちあわは、やわらかく炊くとカスタードのようになり、デザートで活躍します。
煮りんごと混ぜて、米飴などで味付けするだけでもおしゃれなデザートに・・・
冬の雑穀です。
小豆、黒豆、黒米、そばなどは、地元の農産物直売所があれば、そんなところで購入することをおすすめします。
自分で栽培したり、おじいちゃんやおばあちゃんに作ってもらうのも助かります。
小豆は、あんにしてお菓子に使ったり、小豆かぼちゃなどで腎臓の養生に食べましょう。
黒豆も同様に、腎臓や膀胱の養生に食べましょう。
黒豆は、煮て半分つぶしてコロッケにすると、子供に人気の一品になります。
お弁当のおかずにもおすすめです。
黒米は、玄米に小豆と一緒にいれて炊くのが、冬の主食としておすすめです。
そばの実は、スープにすると身体を温めてくれます。
蒸し野菜に混ぜて、温野菜のサラダにしてもおいしいおかずとなります。
このように、雑穀を雑に扱わないで、大切に自然の摂理に合わせて食べるようにします。
そうすれば、自然の一部である、この身体が、季節の気温や気圧や天気に寄り添って、疲れも感じず元氣に過ごすことができるようになることでしょう。