疲れをとるためのお手当レシピ・・・
クシマクロビオティックでは、さまざまな病気や症状に応じて、そのレシピが用意されています。
昨日のブログで紹介した
「疲れないために・・・・よく噛んで少食・・のすすめ・・・・」
の疲れのお手当レシピを4品紹介します。
・醤油番茶(しょうゆばんちゃ)
この飲み物は、 酸性過多な症状の血液強化に効果的で、血液をアルカリ性にします。
新陳代謝を促進して疲労回復に効きます。
果物や単糖類などの食べ過ぎが原因の頭痛を解消し、血流をよくします。
※貧血気味の人は、入浴の前後に飲むようにしましょう。
【作り方】
ティーカップに小さじ1の醤油を入れ、濃いめに煮出した熱い茎番茶または番茶の枝のお茶(三年番茶)を上から注いで、よくかき混ぜて飲みます。
ティーカップには、先に醤油、そして上から煮出した番茶を注ぐ・・・
この順番は、必ず守ってください。
醤油と番茶を注ぐ順番を変えたり、ポットの湯で作った番茶を注いだりしないでください。
※この飲み物に梅干し1個を刻んで入れたものが、梅醤番茶です。
・梅醤番茶(うめしょうばんちゃ)
この飲み物は、血液を弱アルカリ性にしてくれます。
また、血液を強化し、消化や循環機能を正常化して、疲労回復をはかります。
疲れたとき、食べ過ぎたとき、二日酔い、甘い物を食べ過ぎたときなどに飲みます。
ただし、毎日は飲まないようにしましょう。
【作り方】
ティーカップか小さいコーヒーカップに、梅干し1/2~1個と小さじ1/2 の醤油を入れます。
濃いめに煮出した熱い茎番茶または番茶の枝のお茶(三年番茶)を上から注いで、よくかき混ぜて飲みます。
一緒に梅干しも食べます。
ここで紹介するお手当に使う理想の梅干しは、5年以上熟成させたものです。
効果が高く、もっとも強力なものは、無添加の自然塩で漬けたものです。
・梅醤くず(うめしょうくず)
この飲み物は、消化吸収機能を正常化して、血液を強化して循環をよくします。
それによりエネルギーを回復させます。
【作り方】
鍋にティースプーン1(小さじ1/2)の本くず粉を入れ、ティースプーン2~3の冷たい水をかけて指で溶かします。
コーヒーカップ1杯分(150cc)の水を加えてさらに溶かして、木のへらなどでていねいに混ぜます。
鍋をとろ火にかけて沸騰させ、半透明になるまで(2~3分ぐらい)かき混ぜます。
さらに、大粒の梅干し1/2~1個の種をとって刻むか、つぶしてペーストにしたものを加えて混ぜ合わせます。
醤油を数滴から小さじ1/2ほど加えてやさしくかき混ぜて、さらに2~3分ぐらい煮ます。
これを、熱いうちに飲みましょう。
※必ず、本くず粉を使用します。
・ 大根と人参おろし
身体に溜め込んだ動物性脂肪を排泄してくれます。
また、乳がんのお手当食の一つでもあります。
【作り方】
細かくすりおろした大根と人参を半カップずつをよく混ぜ合わせます。
数滴の醤油を加えてから、さらにかき混ぜて食べます。
大根の辛味が強いときは、水を適量足して3分以内で加熱します。
最後に醤油を入れて食べます。
使用した商品
奥出雲食房の杉樽仕込みしょうゆ
ここで使ったのは、2016年に漬けた自家製の梅干しです。
出典:久司道夫著「THE マクロビオティック」、「マクロビオティック健康法」