たくさんの出会いに感謝・・・・・お料理を通して

奥出雲町より

7月20日、昼は「ぬうびじょんくらぶ」のお客様、夜は「エコビレッジ」の西村和雄先生による有機農業講習会の会のお客様にと、私のマクロビオティックベースの奥出雲の郷土料理を食べていただきました。

お料理の写真を撮る暇がなくて、夜の会だけの写真です。
皆様が驚くほど喜んでくださるのが嬉しくて頑張れます。
母や姑から学んだほんとうに田舎の奥出雲のお料理です。
お昼は高齢の方が多く、話題は健康のこと、特に飲んでいる薬のこと、病院のことなど、良い人生を過ごした方たちが、「健康に生きて、良い死に方をしたい」というようなお話をなさっていたそうです。
夜は、有機農業に30年以上関わりながら京都大学講師もしてこられた有機農業の専門家西村和雄先生を囲んでの懇親会でした。
若い方も多く、開始では梅ジュースでの乾杯で始まり、農業の専門的なお話が続いていました。
積極的にこれからの農業のあり方や生き方などのお話が中心だったようです。
西村先生は、とても気さくな方で、私にも気軽にお声かけくださいました。
私もそんなに有機農業に造詣の深い先生とは知らず、親しくお話しさせていただきました。
「私は30年物の梅干しの瓶を8つ持っているんですが、食べるなら送ってあげるよ」とおっしゃってもくださいました。
また、「お料理、美味しかった。ありがとう」と何度も言ってくださったのが嬉しくて、疲れもどこかに飛んでいく思いでした。
私には、3年もお料理教室に来てくださっている優秀な生徒さんがいます。
皆さん、もう私より美味しいお料理ができるようになりました。
最近はチーム・Kitamuraと称して、お手伝いしてもらえるようになりました。
こんな会に、お料理で呼んでいただけることは、本当に有難く思います。
一人でも多くの方に、玄米を食べていただきたい、マクロビオティックを知っていただきたい、自分の身体や心が自然の一部であり、生かされていることを知っていただきたい・・・・・・心から願います。
玄米には、大きな力があります。
私も8年間しっかりとマクロビオティック食を続けてきました。
父が正食の会の勉強をしていたので、生まれた時から身近にあったマクロビオティックでしたが、自分から進んで自分で学んで食してきたのは、この8年です。
どんなに素晴らしい食事であるか、今になって身に染みて感じています。
久司道夫先生は、クシ・マクロビオティックの食事は、奥出雲の郷土料理が原点とおっしゃってくださっています。
一人でも多くの方に、私の学んだ我を入れない、自然のお料理法をお伝えできればと祈る思いの毎日です。
放射能汚染された今の日本には、特に必要な食事法です。
それに必要な食材は、西村先生の推奨される有機農業で作られたものです。
農薬のかかったお米は、今の私には薬品の臭いがするので食べることはできません。
私も、少しずつ野菜作りをと思っています。
今は、舅や姑が無農薬で丁寧な野菜や豆などを作ってくれています。
お米は舅が高齢でできなくなりましたが、奥出雲には久司道夫先生からマクロビオティックを学んだ方たちが今でも無農薬のお米を作ってくださっていいます。
最近は、Iターンで入った若い方たちが無農薬のお米作りに取り組んでいます。
嬉しい限りです。
私のお料理のつながりで、素敵な出会いを頂く昨今です。
マクロビオティックは陰陽五行に基づき、自然とのつながりを持つお料理方法を用います。
身土不二、一物全体でいただくのも、自然とのつながりからです。
人間の内臓(五臓六腑)も、陰陽五行と関連し、時間帯、季節とのつながりも密接です。
人間も自然の一部なのです。
「理(自然の理=ことわり)を料(はか)る」、「理(ことわり)を調(ととのえ)る」のが料理であり、調理です。
それほどにお料理は大切なことです。
食材、調味料を吟味し、自然の理にかなったお料理法で調理して、健康な毎日を送りたいものです。
私のささやかなお料理を通じて、必然的な素敵な出会いをいただくことに心から感謝です。
20日にお会いできた皆様、ほんとうにありがとうございました!!
以下に、西村和雄先生の本を紹介しておきます。


玄米を美味しく・・・の炊き方
身体においしい玄米

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