ジョイメイトしまね企画の「神々の都(まち)歩きとうず煮膳を味わう」に参加してきました。
吉兆館・ご縁広場に駐車して、宇迦橋を渡り、一の鳥居「宇迦橋の大鳥居」の説明を受け、それをくぐり、いざ、2時間コースで神門通りを細かなガイドを聞きながらゆったりと楽しい時間を頂きました。
今、出雲大社は60年に一度の遷宮御修造の真っ最中です。
当地、島根では、「出雲大社 平成の大遷宮」と称して色々なイベントが目白押しです。
平成20年4月20日に仮殿遷座際が行われましたが、その本殿修造が完了し、25年の今年、5月10日19:00より本殿遷座祭が執り行われます。
神門通りの出雲大社駅前や楽しげなお店を過ぎ、二の鳥居「勢溜(せいだまり)の大鳥居」を過ぎると下り参道に入ります。
急に神域という雰囲気になります。この下り参道は、全国でも珍しいそうです。
下り参道には、「祓社(はらえのやしろ)」、「浄めの池」、「祓橋(はらえのはし)」があります。
そして三の鳥居「松の参道の鳥居」をくぐります。
その先には、400年を超える樹齢の松の参道がつづきます。
参道の右側には、「ムスビの御神像」、左側にはだいこく様の「御慈愛の御神像」があります。
「手水舎」で手と口を洗って清めて、四の鳥居「銅の鳥居」をくぐり「御仮殿」になっている拝殿にすすみます。
この「銅の鳥居」に触れると金運を授かるそうです。下の方がピカピカになっていました。
二礼四拍手一礼が出雲大社での祈り方です。
手を合わせ、心の中で、自分の住所・名前を言い、参拝のご挨拶をして願い事をします。願い事はいくつしても良いそうです。
本殿の屋根は、ヒノキの皮を重ねて葺き替えられ、それはそれは美しいものでした。
本殿の裏側から写しました。本当にきれいです。ヒノキの香りもして荘厳という言葉がぴったりです。
このヒノキの皮、ヒノキの立木の皮をむき、その後に覆ってくる新しい皮を8年かけて育てたものだそうです。
膨大な量の皮が必要ですが、こうして山林が新陳代謝され守られてきたのですね。
ヨーロッパは石の文化で、イギリスなどは数百年という年月を経た家をリフォームして住むのが常識と言います。
日本は、木の文化で、新しく建て替え立て直しをして木を使い、また新しく木を植え山林を守ってきました。
山林を守ることが、川や海を守ることにつながっていたのです。
このヒノキの屋根から、環境の大切さを、そして日本の木の文化の美しさを素晴らしいと誇らしくさえ思いました。
そして今回は、初めて見せていただいた所がありました。
出雲大社の宮司の千家国造(せんげこくそう)様のお住まいです。
北島国造館。地元の方は、こちらのお社で結婚式を挙げる方が多いところです。
私は、初めて訪れました。静寂とした、池、滝・・・とても魅力あふれるスピリチュアル感のある所です。
地元にいながら、気になりながら、やっと訪れることができました。
噂以上に、素敵なところでした。
「命主社(いのちぬしのやしろ)」、今回のイベントでは最高にスピリチュアルな場所でした。
足を踏み込んだ途端、バリバリと音が聞こえるほどの空気感。
樹齢1000年といわれるこのムクの巨木からほとばしりでる波動のせいなのかもしれません。
ここ神様は、天地万物の生れ出る大本(命)をつかさどる神様で、常時、大国大神を守護され、八十神に謀られたときも蘇りの助けをされたそうです。
元旦には、国造様、神官様達がご自分達の健康を願い、全員で御参拝されるそうです。
それほど、スピリチュアルなところなのでしょう。
幼い頃から何度も訪れた出雲大社、身近過ぎていい加減な参拝ばかりしていたような思いがしました。
今回、詳しいガイドをしていただいたお蔭で、知らなかった多くのことを学ばせていただいたり、感じさせていただきました。
楽しみにしていた昼食は、
料亭「ゆたか亭」でうず煮膳をご馳走になりました。
見た目もきれいな松花堂弁当でした。味も上品で量もちょうど良いものでした。
これがうず煮です。さらさらと食べやすく、フグのお出しが美味しいご飯でした。
おすましは、朝鮮人参の小さいものがまるごと一本入っていました。香りの苦手な方もいましたが、私は美味しくいただきました。
デザートは、ごまプリンでしたが、これが本当に美味でした。
これまで、あまり地元のイベントには何時でも行けると思い参加していませんでしたが、これからは少しずつ時間を作って出かけてみたいと今回の参加を通して感じました。
日本の秘境のように言われる島根です。でも、実家の母が言っていた「島根は、島の根の国、日本の本」という感じがしました。
こんな素敵なイベントを企画してくださった皆様に感謝!!の一日でした。
参拝すれば、素敵な出会いがある出雲大社。男女の縁だけでなく、人と人のご縁、お金や物とのご縁など、色々なご縁を結んでもらえるそうです。
60年に一度のこんな機会に、是非、多くの人に来ていただきたいものです。
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