もう大人になった息子が生後半年後ぐらいの頃、咳がでて喘息でした。
私が育った環境には喘息の者はいなくて、どうしようかと迷ったとき、
娘の誕生時に購入していた松田道雄著「育児の百科」が
助けてくれました。
「回りが喘息、喘息と騒がないこと」と書かれていました。
騒ぐことで、子供に不安を与え、病状をさらに悪化させるということです。
そこで私は、掃除を徹底すること、子供には一切喘息ということは意識させないようにすることとし、喘息のぜの字も言わないまま育てました。
大きくなって海外でホームステイしたときや、都会で生活するようになったときなど、大きく環境の変化が生じたときには、不思議なことですが喘息が出ました。
息子が自分が喘息を意識したのは、14歳頃でしたが、それも大騒ぎせず、
「そうそう、あなたは喘息があったのよね」ぐらいで済ませました。
大人になって都会で生活を始めたときにもその症状が出ましたが、
レンコンの節と本くず粉のドリンクで治りました(実は夫もこれで毎朝4時ごろに起きていた発作がおさまりました)。
松田道雄氏の育児書を読んで、ほんとうに助けられました。
アトピーについても書かれていて、娘にもおおらかに対応できました。
私は娘を妊娠したとき、病院の指示で「牛乳を一日500ml飲みなさい」と言われ、真面目にそれを実行してしまいました。
きらいな牛乳を毎日飲むのは、ほんとうに苦痛でした。
たまに、おいしい牛乳なら大丈夫なのに・・・・。
子供のためと思い、無理して無理して飲んだ結果は、アトピーでした。
このときも、この「育児の百科」に助けられました。
二人目の妊娠を知ったときには、人間も動物と思い、自然にまかせることにしました。
自分が欲しいものを食べよう・・・・、そしたら、高菜の古漬けや野菜などとにかく泥臭いものが欲しくてしようがありませんでした。
でも、それに沿って煮物などの野菜中心の和食を食べることがほとんどでした。
その結果、アトピーは無縁でしたが、喘息が・・・・。
でも、この本のお蔭で大騒ぎせず、子供も喘息を意識することなく
元気にわんぱくに育ってくれました。
授乳についても、3人の子供すべて、たっぷり出たので、1年2~5ヶ月までやっていました。
授乳時間も決めるのではなく、子供が泣いたらあげる。
不思議なのですが、おっぱいがはってくると、子供がお腹がすいたと泣くんですよね。
回りは「早く断乳しなくては」と言いましたが、自然にまかせました。
お蔭でしっかりあごが成長し、どの子も大人になるまで虫歯のないしっかりした歯になりました。
授乳のお蔭で、哺乳瓶も使用することなく、離乳食もゆっくり遅くから開始することができました。
ほんとうに楽チン育児をした気がします。
おむつをはずすのも、回りにはいろいろ言われましたが、自然にまかせました。
すると、ある日、「おしっこ」というようになって、パタリとおむつを使用しなくて済みました。
多少の失敗はもちろんありましたが・・・。
2歳2~3ヶ月ごろだったでしょうか。
3人の子育てをしましたが、それぞれが違っていて、面白かったです。
食事の好みも、三人三様でした。
松田道雄先生について、こんなブログを見つけました。
子供の小さい頃というのは、小さければ小さいほど動物なのですから、自然に沿って育てたらいいのかも知れません。
姑がお乳がたくさん出るようにと教えてくれたのが、団子汁でした。
もち米の粉をたくさんくれ、お団子にしてお味噌汁に入れて食べるようにということでした。
驚くほどの効果がありましたが、出すぎて困ったものでした。
お乳が出にくくてという方、どうぞ、お試しあれ。
アトピーや喘息を持つ子は、アレルギー性鼻炎、中耳炎なども伴います。
私の子供達もいろいろありました。
耳鼻科とも大きくなるまで、縁が切れませんでした。
私は正食の会で学んだ両親に育てられ、そんな症状とは無縁のように大人になりましたが、結婚してからも、もっと、ちゃんとそれを実践しておけば良かったと、マクロビオティックとして再開し始めてから思います。
食の欧米化がもたらしたものは・・・・・
もう一度、きちんと見直してみるのもいいのではないでしょうか。
政府の言う「食育」とかではなく、まずは我が家の「身近な食事」を。
最近、田舎でもお料理をお出しすることが多くなりましたが、お年寄りが「いつもこんなのが食べたいね。うまい、うまい」と私の田舎料理を喜んでくださいます。
田舎も都会もなく、今は、おふくろの味が味わえなくなってきているようです。
ほんとうに、今一度、我が家の食事、見直してみてはどうでしょう。
喘息用レンコンの節の飲み物
蓮根の節をすりおろして絞った汁(50CC)に同量の水を加え、
本葛の粉を小匙1ぐらいを加えて、弱火で煮溶かします。
ふつふつをしてきたら、塩、醤油、または甜菜糖をほんの少々
加えてできあがりです。
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