田植え、笹巻き作り、稲刈りと、楽しくたのしく参加させていただいた
イベントの最後、「収穫祭」に参加させていただきました。
稲田神社の鳥居も見える場所で、焼き芋、お正月用に孟宗竹を花器に
したフラワーアレンジメント(すべて地元のそこいらで取ってきた
花材で作りました。それが、とても素敵にできるんです。準備が、
さぞ大変だったろうと想像できるだけに、感謝して楽しませていただき
ました)、また田んぼの近くでの柿取りと、いつもながら盛りだくさんの
楽しさ満載のイベントでした。
お世話くださる皆様の温かい気持ちが、それだけでも十分に伝わって
くるのですが、それ以上のおもてなしは、何といってもおいしいお食事
です。
里芋のネギ味噌和え、ほうれんそうや人参などのお野菜たっぷりの白和え、ヤーコーンのキンピラ、何皿にも盛られた様々なめずらしいお漬物、きわめつけは、中華風っぽいおこわでした。
このおこわは大人にも子供にも大人気でした。
鶏肉、茸、ごぼう、人参などの肉や野菜の他に、ぎんなんの実が黄色い色も鮮やかにたっぷりと入れられていて、それが中華風に近い和風の味に深みを添えていました。
私は、豚汁作りと、持ってきてあるお野菜で酢の物をしたり、おひたしをしたりのお手伝いをさせていただきました。
春から、私は参加したいというお友達のお供で参加していたのですが
少しお手伝いをさせていただいたたりと、心から楽しませていただき
ました。
遠くは広島、県内からは松江や出雲からも小さなお子さんを連れて参加
されていたり、退職後、ご夫婦の楽しみに参加されていたり、中学生の
お子さんを連れて親子で参加されていたり、子供達がたくさん来ていて
ほんとうに素敵な会でした。
また、回を追うごとに親しくなれて、まるで親戚のような感情が生まれて
きた気がします。
素敵な多くの出会いにも感謝でした。小さな子供達が口いっぱいに自然の味をほおばりながら、うれしそうにしている様子は、とても心和むものです。
ゆずの甜菜糖であえたものを、「おいしいかったから持って帰る」と
言ってくれるお子さんもありました。
子供って、大人より自然の味をわかる気がしました。
子供がハンバーグやお肉ばかり欲しがるというのは、大人がそんな
味をおいしいと教えるからかも知れません。
本来は、自然のものに対して大人より敏感に感じるものを持っている
のではと思います。
このおいしさや、自然の中で遊んだ思いでは、きっとこの子供達の
一生の心の財産となることでしょう。
この一連のイベントは、開催してくださる方たちの大きな努力の上になりたつものだということは重々わかっていますが、いつまでも続いてくれることを願います。
来年もお声がかかることを期待しながら、今年一年、ほんとうに多くを
学ばせてくださった開催者の皆様に心から感謝の一日でした。
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このイベントの帰りに久司偕子・アヴェリーヌ顕彰碑のあるむらくもの丘に立ち寄りました。
丘から見下ろす横田盆地がのどかで美しい様です。
碑の真後ろには船通山が穏やかな姿を見せてくれていました。
「横田の山河
美しいふる里は
私の生命の源です」
と碑に刻まれている偕子夫人の言葉が、そこの景色の中にある気が
するほど、美しい晩秋の眺めでした。
石碑の後ろには、座ってゆっくりと景色をながめられるようにと
黒御影石が置かれています。
奥出雲を訪れる人に、是非お立ち寄りいただきたいものです。
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