一風庵さんでお蕎麦を食べました。

出雲そば食べある記。

久しぶりに一風庵さんに行きました。
夫は、以前に紹介した野の香をいただきました。
私が以前食べたときと同じで、透明感があって輝いて見えました。
思わず「おー」と、声をあげてしまうほど、存在感があって、
光っているんです。
夫も、同様の感想をいっていました。
私は、おろし蕎麦にしました。

上に乗っている薬味を混ぜないで、それぞれの薬味のところで
味わいました。
生卵、ねぎ、胡麻、のり・・・・
私が一番おいしいと感じたのは、大根おろしの薬味でした。
最後に、全部が合わさって・・・・いろいろな味が楽しめました。
おつゆは、蕎麦の味を邪魔しない、やさしい味でした。
食後の蕎麦湯は、甘くてちょっとトロッとしていて、お茶より
すっきり感があります。
おかわりしたいほど、おいしい湯でした。
一風庵さんのお蕎麦は、出雲そばそのものです。
ツルツルとすすって、ズズーっとすすって食べるような
お蕎麦ではありません。
ツルツルと喉に運ぶのではなく、口の中で一旦落ち着かせて、
少し噛締め、甘さを十分に感じて喉に運ぶ・・・
そんなお蕎麦です・
出雲蕎麦は、全粒粉のお蕎麦です。
皮ごと挽いて粉にしたものです。だから、黒いんですね。
もっちりとして、香りや蕎麦そのものを味わっていただくお蕎麦です。
通の人には、たまらなくおいしいお蕎麦ではないでしょうか。
以前、大阪からのお客さまが今まで食べていた食感と違っていたと
おっしゃいました。
更科蕎麦の方が、食べ慣れているので、ちょっと戸惑ったそうです。
更科蕎麦というのは、胚乳の部分(真っ白)だけを粉にして打った
お蕎麦なんですね。
玄米粉と白米粉の違いみたいなものですね。
更科蕎麦は、ツルツルと味わって、出雲蕎麦は、しっかり噛締めて
味わってはいかがでしょう。
それにしても、お蕎麦だけでも、こんなにいろいろ味わえるなんて
日本人の食って、ほんとうに豊かなんですね。
自然にも、先人にも、こんな美味しいものを作ってくださる方たちにも
思わず感謝です。

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