よもぎとバナナの蒸しケーキ

マクロビオティック

よもぎとバナナの蒸しケーキ

春のよもぎでお菓子が作りたくて、やわらかいよもぎを摘んできました。

早速、バナナも入れて蒸しケーキを作りました。


オーブンで焼いても、美味しいケーキになったでしょうが、
春なので、より陰性の蒸しケーキにすることにしました。

よもぎの香りが引き立って、バナナの甘さもやさしいお菓子になりました。

よもぎは摘みたてなので、生のままみじん切りにして使用します。

春の新芽のよもぎはあくも少なく、茹でる場合も、湯でこぼしの必要はありません。

焼く場合は、茹でたものを使用するとよいでしょう。

マクロビオティックでは、どんな料理でもあくは捨てずに、そのままおいしさや甘さにかえていただきます。
(よもぎは、幼い頃、外で怪我をしたとき、もんでその汁を傷口につけてそのまま遊んだものです。
殺菌作用があり、重宝したものでした。)

作り方

【材料】
・バナナ    小2本
・よもぎ    適量

 

★ 粉物
・薄力粉        1 カップ
・全粒粉        1/2 カップ
・アーモンドプードル  1/4 カップ
・ベーキングパウダー  小さじ2
・自然塩        小さじ 1/4

★ 液物
・甜菜糖シロップ    50 cc
・メープルシロップ   50cc
・なたね油       30 cc
・豆乳         100 cc
・玄米米飴       大さじ 1・1/2(好みで)

※好みで、レーズンやクランベリーを入れてもおいしくできます。

【作り方】
1. バナナは8mmぐらいの厚さの輪切りに、よもぎはみじん切りにしておく。

2.粉物を泡だて器でまぜてから、3回以上ふるう。
5回ぐらいふるうと、とってもしっとりとしたものができます。

3.液物をボールにいれて、泡だて器で混ぜる。
米飴がしっかり溶け、泡立つように混ぜると良いでしょう。

4.手順(2)に手順(3)を入れ、泡だて器で手早く混ぜる。
さっくり混ざったら、よもぎとバナナを入れてゴムベラで切るようにして混ぜる。

5.ペーパーシートを敷いた型に流し入れ、蒸気の上った蒸し器で蒸す。
最初は強火で、蒸気の様子を見て中火で20分から30分蒸す。

竹串をさして何も付かなければ火を止めて冷ます。

 

マクロビオティックでは、熱帯地方でできるバナナは陰性なので食べないようにと言われます。

ですが、私はこんな風に焼いたり、蒸したり、焼いたりして、お菓子で利用しています。

たとえば、バナナ入りガトーショコラ風ケーキバナナ入り抹茶ケーキバナナ入り紅茶ケーキもおすすめのケーキです。

あれはダメ、これはダメではなく、陰性の強い食材は、調理法を陽性にして中庸に持っていくようにすればいいのです。

ジャガイモも、陰性が強いので食べないように言われます。

しかし、肉じゃがなどは、なんと上手にバランスをとった食材の組み合わせ方かと、私は思います。

陰性のジャガイモ、陽性の肉、中庸に近い玉ねぎが陰陽のバランスをとるかのようにお鍋でおいしい一品に変えてくれます。

以前、熱心なマクロビオティック実践の方のお子さんが白血病を発症したとき、食べないようにといわれているバナナを食べたことで、それまで効かなかった薬が、効き始めたというお話をブログで紹介したことがあります。

人の身体は、浅はかな人間の知識では及ばないところがあるようです。

マクロビオティックで自分をがんじがらめにしてしまうと、とんでもない間違いを犯すことがああります。

98歳で亡くなった舅や94歳で亡くなった姑が、元氣で過ごした生き方や食事の内容を見てきました。

そこには、私の習ったマクロビオティックではやってはいけないことも多々ありました。

でも、最期を迎えるそのときまで、とても元氣に生きました。

確かに、私の場合、玄米を主食にして、身土不二一物全体を基本とした調理方でほんとうに健康な毎日が送れるようになりました。

舅と姑の生き方を参考にしながら、ノンクレド(妄信しない)で、マクロビオティックの真の食事法や生き方を、常に自然に照らし合わせて判断しながら、追い続けていきたいと思っています。

※春のこの時期の新芽の柔らかいよもぎをたくさん摘み、茹でて冷凍しておくと、一年中、香り豊かなよもぎが、お餅などなど和菓子やケーキ作りで活躍します。

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