おふくろの味

昨年、成人の日の連休に、大阪で家族が集い、それがあまりに良かったので今年も全員集合し、楽しい時間を持ちました。
成人した3人の子供達と夜を徹して、食べたり話したり、感無量の時間でした。
子育ては、「育て直しがきかない」と言いますが、いろいろあったとしても取り返しはつくものだと思いました。
人として自立できること、たくましく生きれること、何より一番大事なことのように思います。
今年は、こちらで料理をして、すぐに食べれるよう持参しました。
お蔭で、すぐにおいしいご馳走が食べれて好評でした。
境港に陸揚げされた「松葉蟹」も、茹でて持って出ました。
子供が小さい頃、近所に漁師さんがいらして、冬、蟹漁が解禁になると
一人に一匹ずつ以上の生きた蟹を頂いていました。
そのおいしさは、いつまでも忘れることができず、そのせいで、我が家では、今でも蟹は生きたまま買って、自宅で茹でて食べます。
おでんやお漬物などなど、沢山食べさせたくて、いろいろ作ってでかけましたが、喜んで食べてくれたのが何よりでした。
我が家の子供達の「おふくろの味」は、ビーフシチューのようです。
帰省したときも、リクエストされます。
ビーフシチューも作ってでかけました。
昔は市販のハインツのデミグラスソースを使って作っていましたが、
最近は、自作のトマトソースで代用して作るようになりました。
味付けは、塩、胡椒だけですが、やはり喜んでお代わりしてくれました。
猪の肉を頂くようになると、猪シチューを作りますが、それはビーフシチューよりおいしくできます。
今年も、どこかから頂けると有難いのですが・・・(笑)
二日目は、それぞれのスケジュールがあって、それぞれで行動でしたが、
私は夫と散歩しカフェでお茶した後、娘と楽しくショッピングにでかけました。
大人になった子供達から子育て批判されたり、褒められたり、また、お互いの人生について語ったり、仕事の話をしたり、コンピュータの話をしたり、
家族の有難さを再認識した一時でした。
まだまだ、結婚もしそうにない子供達ですが、いつか、子育てにはかかわって欲しいものだと思います。
親は、親に成長してから子育てができるものではありません。
子供を持って初めて親になり、子供の成長とともに、親に成長していくものなんです。
それは、お互い死ぬまで続くもので、おわりのあるものではないように思います。
子供を通じて、学校とかかわり、他の親御さんとかかわり、自分が成長していけるんです。
沢山の思い出と、沢山の経験をくれた子供達には心から感謝です。
そして、つくづく思うのは、できれば夫婦で父親と母親の真ん中で育てることが大事かなということです。
マクロビオティック的には、それも中庸なことでしょうね。
今年も、皆が元気に顔を揃えれたことに心から感謝の日々でした。
そして、我が家の子供達にとってのおふくろの味は、「ビーフシチュー」と再確認しました。
「おかんは、どんなに忙しくても時間をかけて手作りのものを食べさせてくれていたよね」という言葉は、何よりのプレゼントでした。

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