奥出雲の手打包丁を買いました。

奥出雲町より

横田の刀匠作の包丁が12年間使用して取っ手のところで折れてしまいました。
常に研いで使っていたので、切れ味は抜群なのに残念です。
修理に出せば、また使えると思うのですが、なかなか持っていくことができませんでした。
娘からは、有名なステンレスの包丁を勧められていましたが、
私には、ここ奥出雲で作られた包丁が相性が良くて、どうしても
他の素材の包丁を買うことができませんでした。
今回は、以前から気になっていた島根県ふるさと伝統工芸品指定
雲州忠善作の手打包丁」の万能包丁を購入しました。

すごい切れ味で最高です。さすが日本刀に使用する玉鋼の原料である
奥出雲地方で採取される真砂砂鉄を基にして造られた「ヤスギハガネ
が材料なほどはあります。
手打ちで入念に仕上げられた製品なので、まさしくマイ包丁です。
販売されているのも、一本一本全部違っていました。
怖いほど良く切れます。
油断すると指なんて飛んでいってしまいそうです。
その分、真剣に材料に向かうことができます。
お料理するときに、包丁が切れないほで情けないことはありません。
包丁が良く切れることが、私のお料理の第一条件です。
材料が良く切れると、素材の味も変わってくる気がします。
手作りの包丁って、ほんとうにいとおしい気がします。
きっと造った方の愛情がいっぱいなのでしょう。
以前のお話ですが、ニューヨークからのお客様で
「玉鋼でナイフを作ろう」というツアーが計画されたことがあったそうです。
こんな企画をまた復活させたいものです。
とにかく、こんな素晴らしい包丁が身近でいろいろ手に入る幸せに
心から感謝です。
奥出雲って、ほんとうにすごい所だなって、つくづく思います。
今年は11月に、第9回全国米・食味分析鑑定コンクールが、奥出雲町で開催されます。
郡部での開催は初めてです。
たくさんの人達に来て頂き、玉鋼の材料となる素材でできたこれらの
すごい包丁も見て頂きたいものです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました