山菜の会に参加

奥出雲町より

山菜の会に参加

ブログを少し失礼してしまいました。

ここ二三日、ほんとうに梅雨らしい、とっても蒸し暑い日が続いていますね。

少し前になりますが、7月1日に奥出雲町にあるト蔵(ぼくら)庭園であった山菜の会に参加しました。

梅雨の雨が庭園の緑を深くして、池のほとりの山アジサイや裏庭の菖蒲のさまざまな紫色が、それはそれはさわやかでした。

池に落ちる滝の音が涼やかで、しとしととした雨がゆっくりしたぜいたくな時間をいっそうひきたててくれているようでした。

ト蔵家は江戸初期からの鉄師で代々の旧家であり、作庭は初代惣兵衛(元禄期)の時と考えられるが文献は残っていません。

池泉の中央部には亀島兼用の出島があり、向かってやや左手にある滝の石組みは当時の手段をよく残しています。

滝は三段落ちで、さらにその上部に立石の一群があります。

この石群のはるか後方に船通山が望まれ、これを庭の一景として見事に取り込んでいます。

・・・町指定文化財の説明より』

 

中井将善先生をお招きして、山菜についてのお話を3時間(充実した講義でした)お聞きしました。

陰陽五行、健康は五味五性・帰経の調和、医食同源、陰陽二元と相生・相克の調和などなど、食べれる山菜と毒のある食べれない山菜とについてもお話がありました。

また、女性が家庭の食を司る大切さ、食生活の改善についてなども楽しく、分かり易く、ほんとうにおもしろい盛りだくさんのお話でした。

お話の後は、主催者の心づくしの山菜料理を頂きました。

出された山菜料理は、
天ぷら(アジサイの花、シロツメクサの花、桑の葉、たらの葉、ふきの串さしなど)、
吸い物(だんご、おかひじき、ムラサキツユクサの花)(
きゅうりの酢の物(オレンジの月見草の花)、
たきな(うわばみ草のとろろ)の茎の部分をゆがいてすり鉢ですったもの

ごはんは、仁多米にわさび漬けの茎をきざんでまぜておにぎりにしたもの。
梅をまぜておにぎりにし、青紫蘇でまいたもの。

たきなの煮た物

きゅうり、はつか大根のお漬物

らっきょうを赤紫蘇でまいたもの。

ほんとうにほんとうにおいしゅうございました。

最高のご馳走でした。

次回もぜひぜひ呼んでくださいますよう、頼んで帰りました。

奥出雲では、こんなに身近で至福の時が持てることを、また改めて知りました。

他の人にも、分けてあげれるよう、こんな機会がつくれるよう、また一つ目標ができたような思いがしました。

奥出雲には、こんな高尚な会がいろいろあるようです。

百人一首の会もあると聞きました。

機会があるごとに紹介していきたいと思います。

ほんとうに田舎もすてたものじゃあ、ないですね。

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