安全 de おいしいお米の選び方

マクロビオティック

安全 de おいしいお米の選び方

マクロビオティック玄米ご飯を食べたいと思った時、
「そもそも玄米ってな~に? 白米とどう違うの?」
と疑問がわきますよね。

玄米というのは、脱穀してもみ殻をとった茶色の状態のお米、
白米は、玄米を精米して、糠を取り除いたお米です。

では、毎日口にする大切な玄米ご飯・・・
私たちは いったいどんなお米を選べばいいのでしょうか。

 

(これは、奥出雲食房お米です)

安全で おいしいお米を 選ぶには?

玄米をおいしく食べるには、おいしい玄米ご飯の炊き方を身につける事も大事ですが、
はっきり言って、おいしいお米を選ぶのが一番です。

よいお米は米自体に水分量が多く、浸水時間が少なくても炊けます。

また、浸水した時に、発芽するものでなくてはなりません。
玄米は、浸水すると 発芽していく大きな生命力を 持ったお米です。

炊き上がりもボソボソしにくく、扱いやすいので、初心者でも簡単においしく炊けます。

そして、炊きあがった玄米ご飯は冷めてもおいしく、また、冷めるほどにおいしくなっていきます。

玄米は、農薬の蓄積しやすい胚芽部分や、白米にしたときに捨ててしまう 糠(ぬか)まで食べます。
そのため、農薬を使用していない安全なお米を、選ぶ必要があります。

玄米では、農薬を使用したお米と、農薬を使用していないお米で、味や香りに はっきり差が出やすいです。
(農薬を使用したお米では、苦味を感じたり、薬品臭さを感じたりします)。

 

ここから、安全でおいしいお米を選べぶためのポイントを、いくつかお話しします。

 

美味しいお米は環境から

無農薬、JAS認定、オーガニック、有機農法、マルチ農法、アイガモ農法…
お米に関する情報が氾濫しています。

わたしも、以前は、自然食品店などで「減農薬」とか「低農薬」とかいわれる「特別栽培農産物」のお米や、「無農薬」などといわれる「栽培期間中一切農薬不使用」のお米など、色々と買って食べてみました。

それなりにお金も出し、よさそうなものを選んでいるはずなのに、どうしても満足できない時も多く、なぜ? と不思議に思っていました。

ところが・・・おいしいお米に出会い、生産者さんサイドからおいしいお米のひみつを伺って、わかりました・・・

結論から言えば、
おいしいお米の決め手は、「お米が育つ環境が良いこと!!」
これなんです。

環境が悪ければ、「栽培期間中一切農薬不使用」であっても、JAS認定が下りていても、お米はおいしくならなかったり、安全でもない可能性があるんです。

イネが24時間さらされている田んぼの周りの空気が、そしてやがてはイネに吸い上げられる水田の水が 生活廃水や上流の農薬、はては環境ホルモンなどで汚染されていたら・・・

農薬以上に味と安全性を損ねる可能性があるわけです。

植物は、水と空気と太陽の光によって育ちます。

ですから、お米にとってよい環境とは
きれいな水
きれいな空気
じゅうぶんな日光

 

 

 

 

 

 

さらに美味しいお米になるには

・適度な昼夜の寒暖差のある気候
・農薬の使用を抑えること
・土壌の質が良いこと
・田んぼとその周辺の生態系が豊かなこと

という条件が必要だと言われています。

この条件を備える地域は、
環境の汚染が少ない、水のきれいな山間部」なのです。

古くから米どころと呼ばれるところの多くは、このような地域です。

お米の食味コンクールでノミネート、受賞しているお米の田んぼも多くは、この条件を満たしています。

 

そういうわけで、

環境の汚染が少ない、水のきれいな山間部」の
栽培期間中一切農薬不使用」、「特別栽培農産物」のお米を選べばよいのです。

そうすれば、安全で、おいしいお米に当たる可能性が高いといえます。

さらに、標高(標高が高すぎると温度が低すぎてお米がおいしくなりません)、
日照、土壌の良い田んぼで、農家さんがこまやかに愛情こめてお米を育てているところなら、
なお良いでしょう。

実際に、食味コンクールで賞を受賞するような農家さんは、そのような方が多いのです。

 

おいしいお米の入手方法

さて、では、安全でおいしいお米は、どうやって手に入れたらいいんでしょうか。

まず、「環境の汚染が少ない、水のきれいな山間部」という条件を満たすのは
どのような場所でしょうか?

それは、昔から米どころといわれている場所です。

山形、新潟の魚沼、西では、丹波、奥出雲の仁多米など・・・
すべて山間部の水のきれいな場所です。

こうした産地のものはやはり環境もお米に適した場所なのです。

そうした地域の中でも、やはり環境に差がありますから、できるだけ、環境について知る情報があれば良いですね。

では、安心の、「栽培期間中一切農薬不使用」、「特別栽培農産物」のお米を入手するにはどうすればいいのでしょうか?

ここで、気をつけたいのが「JAS有機認証」。

実はJAS有機認証のお米には、農薬がたくさん使用されている可能性があります。

JASが「天然系」と認定した農薬なら、何度使用してもJAS認証が下りるんです。

つまり、JAS認証だからと安心していると、使用された農薬量が不透明なお米を食べている可能性があるんです。

また、この認証は、認定員さんに何度も足を運んでもらったり使っているものを報告したり、結構めんどうなプロセスを踏み、お金もかかります。

ですから、本当にお米に愛情をかけたい農家さんや 小規模の高齢農家さんでは、この認証を嫌い、申請しない人も多いのです。

毎日食べるお米ですから、がんばっている農家さんを応援してあげたいものですよね。

おすすめは、とにかくインターネットなどで、できるだけ情報開示しているところから買うことです。

肥料は何を使っているか、農薬、除草剤は何回使用したか、農家さん自身の、農薬に関する考え方など、できるだけ「顔が見える」場所からの購入をおすすめします。

そして、大手のスーパーやデパートなど、中間に沢山の業者が入る場所から買うより、できるだけ、直接に近い取引ができる場所で買ったほうがいいでしょう。

そうすれば、農家さんの様子、人柄などが分かりますし、中間マージンが少なくて、入手するわたしたちも安くあがるばかりでなく、農家さん自体もより潤うからです。

 

私たちの身体や心は、食べた物でできています。

また、食べた物でできていきます。

大切な自分を守るため、毎日食べるお米は、身体に安全なものを選びましょう。

そのために、身近に信頼できる農家さんを見つけましょう。

このブログを投稿している 奥出雲食房 の お米 もお試しください。

 

 

 

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