店長のお料理教室

昨日は、8月はお休みにしていたお料理教室を開きました。
皆さん体調が悪く、胃腸を壊したとのこと・・・。
急に涼しくなった感がしますが、私の体調はすこぶる良い調子です。
食事で調整をしてきたお蔭でしょうか。
今年の猛暑には、身動きできないほどのダメージを受け、バテバテ状態でした。
8月の後半から「切干大根と干し椎茸のお茶」を飲み続けました。
心臓・小腸の脂肪を分解して活発にし、心筋梗塞のプラークを溶かす
夏に飲むと良いお茶です。
涼しくなった途端、身体が軽くなり快調に動けるようになりました。
そのため、毎日の家事も仕事もスムーズに運んでいます。
9月に入り、晩夏、初秋のこの時期の五行は「土」の集中エネルギーにあたります。
臓器は、胃、脾臓、膵臓の消化器系にあたります。
また、暑いときに取り過ぎた水分が肺や大腸の機能低下を引き起こし
喘息症状を引き起こしたり、風邪をひきやすくしたりします。
身体を冷やす南方の果物を止め、野菜も温野菜にして食べるようにし、
身体を中から冷やさないようにしていくと良いですよ。
最適な食べ物は玄米です。
今こそ、よくよく噛んでしっかり玄米を食べましょう。
黒米を混ぜてもいいですよ。
お料理教室では、「甘い野菜のスープ」をベースにしたスープを頂きました。
マクロビオティックでは、甘い野菜のスープは体質のバランスをとるのに最も有効な飲み物とされています。
玄米には黒米を少し入れて炊きました。
デザートの「ガトーショコラ・ケーキ」作りに時間がかかりそうだったので、「かぼちゃ」と「ささぎ」(「ささげ」ともいいます)の煮物は
私がやってしまおうとしたのですが、皆さんが「その炊き方を知りたいのです」とおっしゃるので、砂糖のいらない野菜の甘さを引き出す炊き方を
見ていただきました。
かぼちゃの煮物については、その甘さにかなり驚かれたようです。
昔ながらのおばあちゃんの煮方というのは、ほんとうにすごいです。
ささぎの煮物も、水を入れずにささぎそのものから出てくる水分で炊くのですが、美味しかったようです。
今回は、なすの煮物はしなかったのですが、やはり水は一滴も入れません。
陰性の強い野菜は、時間をかけてじっくりと中の旨味を引き出してから
味付けするようにします。
7月に漬け込んだラッキョウ漬けや、漬け直した奈良漬なども食べていただいて、今回も、喜んでいただけたようでした。
いつも、皆さんと楽しくお料理できることに心から感謝です。
ちなみに「甘い野菜のスープ」と「切干大根と干し椎茸のお茶」の作り方をご紹介しておきます。
甘い野菜のスープ
材料
玉ねぎ 細かく刻んだもの 1/2 Cup
キャベツ 細かく刻んだもの 1/2 Cup
かぼちゃ 細かく刻んだもの 1/2 Cup
人参 細かく刻んだもの 1/2 Cup
水 4 Cup
作り方
? それぞれの材料をできるだけ細かくみじん切りにする。
? 鍋に玉ねぎ、キャベツ、かぼちゃ、人参の順に重ねて入れる。
? 全部の野菜の量の2倍(2~4倍でも良い)の水を鍋肌から優しく注ぐ。
? 中火にかけ沸騰したら弱火にして、20~30分煮る。
? ざるでスープをこして煮汁のみを頂く。
(野菜は捨ててもいいほどしっかり煮出す)
切干大根と干し椎茸のお茶
材料
切干大根 さっと洗ったもの 1/2 Cup
干し椎茸 水で戻しスライスしたもの 1個 (戻し水は捨てずに使用)
水 2.5 Cup
作り方
? 切干大根、椎茸、水を鍋に入れ中火で沸騰させる。
? 蓋をして弱火で10~20分煮る。
? ザルで濾して、温かいうち、または室温で飲む。
(ザルに残った切干大根と椎茸は他のメニューで使用する)
マクロビオティックでは、いろいろな手当て用のお茶などがあります。
時期に合わせて飲んでいくと体調が整って、楽に四季の変化についていくことができます。
どうぞ、お試しください。
玄米を美味しく炊き方
身体においしい玄米

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