プロが巻いた笹巻き




今年も、何とか笹巻きを巻いたのですが、プロの笹巻きには脱帽です。

イ草(奥出雲地方では、笹巻きに使用するときとうしんと言っています)がきれいに飾りや縛る紐に使われます。
芸術的と言えるほど、きれいに巻かれています。
私の母の教えてくれた巻き方とは少し異なります。
私は包む笹は葉裏を表面に出して巻きます。そして、最後に巻き込む笹は葉表を表面にします。
また、巻き込み方も前から巻き込むやり方と、後ろから巻き込むやり方があります。
奥出雲地方では、端午の節句を旧暦で祝います(5月5日の子供の日ではなく、6月5日です)。
その日には、笹巻きを巻いて食べたり、親戚縁者に配ります。
家々の女が中心となり、子供達も手伝って、それぞれの家庭で作って食べたものです。
私も幼い頃から、それなりのお手伝いをさせられ、笹巻きのやり方を自然に覚えました。
笹巻きが巻けない子は、大人が作った団子に竹串を刺したり、団子に笹の薄皮を巻いたり、似合ってできることをしたものです。
そうしていくうちに小学校の高学年ともなると、一人前に笹巻きの形に巻くことができるようになっています。
小さいころからのお手伝いの中で、大人の作り方を見て真似るようになり、だんだん形になるのです。
まるで職人さんの師弟関係のような受け継ぎ方で、色々なことが伝承されていっていました。
梅干しの漬け方、味噌の作り方、米作りのための田んぼの手伝い、また、畑の手伝いなどなど・・・・多岐に渡っていました。
また、お手伝いの中で、兄弟や親などの大人と会話したりとコミュニケーションのとり方、親に怒られないような距離のとり方、共同作業の中での自分の立ち位置、我慢どころなどを自然に身につけていっていました。
子供にとってお手伝いは大変だし、大儀なものです。でも、親のお手伝いをすることで、親の仕事の大変さを理解し、自分たちのためにこんなに頑張ってくれているものかと、感謝するようになります。
こんな思いを頭によぎらせながら、今年も90本の笹巻きを何とかやっとという感じで巻きました。
笹をとってきて揃え、団子をこねて丸め、団子を笹の芯で包み竹串をさし、やっと巻きにはいりますが、夜なべでするので2Kg(約60本)を巻き終わるのは夜中の2時ごろだったりします。
家族総出でワイワイ言いながらできれば楽しいでしょうが、一人、送り先の喜ぶ顔を想像しながらの作業は鼻歌を歌いながらだったり、楽しいテレビの声を聴きながらだったりです。
それでも、「やっぱり、あなたの笹巻きが一番いい!!」と言ってくれる兄や姉には下手でも私の笹巻きを届けることにしています。
きっと、私の笹巻きには母の面影があるのでしょう。
ちなみに、私は、巻きたてを茹でて冷まして頂くのが一番美味しいと思っていたのですが、プロの方のお話だと、巻いて茹でたものを2~3日熟成させ再度茹でて冷ましたものが美味しいということでした。
できれば、2、3度茹で直し、笹も茶色を帯びてきた頃のものが良いそうです。
いろりがある時代には、壁や梁につるして保存し、田植えの忙しい頃にはしま(間食)などに食べたということです。
半夏の頃(7月2日)の笹が一番香りが強く、その香りを楽しむことができると言われています。
そろそろ笹の葉も硬くなってきましたが、もう一回戦挑戦する予定です。
大変すぎるようなら、簡略式のほおっかむりという巻き方にします。
頼まれているお料理に添えてだせたら喜んでいただけるかな・・・・・。
今年も頑張って笹巻きを作れたことに感謝です。
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