小豆と大豆の天日干し

奥出雲の食材

今年も91歳の舅が、大豆と小豆を昔ながらの自然栽培で栽培してくれました。
手間に暇をつけず、コツコツと丁寧に仕上げてくれます。
その後ろ姿を見ているだけで、頭が下がる思いがします。
栽培した後、まず、はでに干して天日で乾かします。
取り入れて、シートの上で叩いて殻から豆を落とします。
取りきれないものは、手で丁寧にさらに豆を殻からだします。
大きなゴミを取り除いて唐箕(とうみ=収穫した穀物を脱穀した後、籾殻や藁屑を風によって選別する農具である=ウィキペディアより)にかけます。
これが我が家の唐箕です。
以前は、木製だったのですが羽根が壊れて、この最新のものに変わりました。
今年は、私も初めてお手伝いしました。
姑からコツを教わりながらやってみたのですが、これが中々思うようにいきません。
昨年まで、米寿を過ぎた姑がこの作業をしていたのですから驚異です。
もう、心から尊敬&感謝です。
今年も立派な小豆ができました。
小豆は、いったん水に10分~15分浸してから天日干しします。
この作業をした日はお天気がとても良かったので、すぐに乾きました。
大豆です。今年も、家族のお味噌のために作ってくれました。
何日も何日もかけて天日乾燥を重ねていくので、しっかりした甘さと
硬さのあるお豆さんになります。
小豆はホクホクとしていて、一度食べたら必ずリピートしてくださいます。
今年は残念ながら、収量がとても少なくて販売できるほどはありません。
地元の方の小豆を色々食べてみたのですが、舅のものほどホクホクしたものになかなか出会えません。
そんな小豆を作っている方に出会えたら、お願いして販売できればと願っています。
大豆もお味噌にするのですが、その美味しさには食べてくださった方が
必ずと言って良いほど褒めてくださって、分けて欲しいとおっしゃいます。
こちらは、家族用なのでほんの少ししかお分けできません。
大量なので、私が作る少量のもの以外は加工してもれっています。
その加工所で作られているお味噌もとっても美味しいので、お願いして販売できたらと思っています。
その加工所の方たちが、「同じ作り方なのに、私たちのものより美味しいお味噌になっていますよ」と毎年言ってくださいます。
天日干し&無農薬&お塩にこだわっているからだろうと思います。
天日干しにすると、どんなものでもしっかりと甘さをその素材に蓄えてくれます。
その甘さは、じんわりと時間をかけるほど美味しさへと変えてくれます。
時間のある働き者の舅、姑は、手間と愛情をかけて農業に向き合っています。
お料理にしても、それに使う調味料しても、手間暇かけた材料を使用し愛情をかけて作られたものほど美味しいということを今回のお手伝いで再認識しました。
与えてもらっているときは、当たり前のようにただ美味しいことのみに感謝していましたが、お手伝いすることで、義父母の丁寧な農業に対する愛情の深さを知った思いです。
ただ、好きなだけではできないほど、それは重労働であり、根気のいる作業だからです。
こんな年齢になってなお、深く学ぶことの大切さを教えてくれる義父母には、心から感謝です。
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