さすがのやわらかさ ― 京都の高級筍




京都に住む姉から筍が届いた。
毎年、こちらにもあるから送らなくていいからと言うのに
送ってくれる。
いつもは向日市の物集女の筍なのに、今年は塚原の筍だそうです。
どちらにしても、京都の料亭の味ともいうべき高級品。
昨年までは、朝届いても会社に行かなくてはいけないため、
夜帰宅してからの処理で、その分味を落としていました。
今年は、事務所を自宅に戻したので、朝届いてもしっかり
自分で茹でたりできるのに、姉から届いたのは、
茹でたての筍、筍の煮物、筍ご飯。
すべて真空パックで届きました。
いつも三度三度食事を作る私を気遣い、「たまには、人に作ってもらって食べたいものでしょう」と言ってくれる。
筍の煮物。昆布でおいしく炊いてありました。
菜の花の胡麻和えを作って、早速お昼ごはんでいただきました。
GW の頃になると奥出雲の家でも筍ができる。少し硬いけれど
それはそれでおいしい筍です。
でも、さすが京都の高級筍。軟らかさが尋常ではない。
今年のは、ちょっと硬いと言う姉の言葉が信じられない。
ほんとうに軟らかくておいしい。
筍の皮を付けたまま焼いて
お醤油をたらしていただいてみたいもの。
料理上手の義兄の筍の煮物、美味しかった。
姉のもおいしいけれど、義兄のもまた食べてみたいもの。
義兄は筍は、必ず昆布と一緒に炊いていました。
隠し味に唐辛子や胡椒も入れて・・・・。
うどん、焼き飯、カレーライスなど私が居候させてもらっていたとき
いろいろ美味しいものを食べさせてもらった。
また、どぶ漬けの糠床も自分で糠を炒って作っていました。
塩加減はころあいなのに、上手にしていました。
私が糠床をうまく調整できるのも、このとき義兄のやり方を
見ていたからです。
義兄は、京都の地元農家の生まれなので、親戚も回りに一杯。
春は筍、秋には柿が親戚から届きます。
家のすぐ裏手には竹林があり、よく犬の散歩に行っていました。
御陵さんもあったりして、ほんとうに良い環境でした。
東京で学校を済ませた後、そのまま東京で就職し、やりたいことが
あった私でした。
姉夫婦の「若い娘が都会での一人暮らしなんて、とんでもない」と
父に進言したため、東京で就職の決まっていた私は無理やり関西へ。
2月からの関西での就職活動。募集の終わっていた会社に手紙を出し
何社か面接をしてくれました。
そして、当時花形産業だった化学工業会社の大阪本社に就職すること
ができました。
結局、姉の家では7年間居候。
姪が生まれて、その育児も手伝ったり、いろいろなことがありました。
姉からの美味しい筍を、食べながら、当時のことが思い出されて
懐かしく、義兄や姉には、改めて感謝の思いが込み上げてきました。
父母が亡くなっても、まるで親代わりをしてくれる姉夫婦には
今でも頭が上りません。
父母が近くにいない今になってみれば、あてがあったわけでは
ないけれど姉の近くに嫁いでいた方が良かったかなと思うとき
もあります。
でも、結婚はほんとうに赤い糸で結ばれたご縁。
奥出雲に嫁ぐのが私のご縁だったのでしょう。
父母のいない寂しさは、まるで親代わりの姉夫婦、兄、弟、
そして舅と姑の優しさや温かさで何とか埋め合わせがついています。
京都の旬の高級筍で、懐かしい思い出が甦りました。
何より姉のいつも温かい心遣いに心から感謝でした。
玄米を美味しく炊きましょう
身体においしい玄米を食べましょう




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