太っちょのおいし~~い! アスパラたち。

奥出雲の食材

奥出雲町には、おいしい食材満載なので、つい自慢してしまします。
でも、いざ、お客様にサンプルを送ってあげようとすると
「今年はできが悪くて」とか「もう、なくて」とか言われることもしばしです。
それでもめげず、いろいろあたってみると、頑張っている農家の方に出会う機会を与えて下さる方にであったり・・・・します。
今回は、アスパラのおいしいのを見つけました。
アスパラ畑。
太っちょアスパラが生えていました。
自宅でとったままの状態の写真をとりました。
アスパラ畑の横には、ジャガイモ畑がありました。
農家の方と直接お話ができて、どんな点が大変か少しわかりました。
農薬も使いたくないけれど、きれいな商品を望む消費者がいる限り
使用しなくてはいけない・・・・そうです。
でも、とても農薬が高いのでなるべくは使わないとのこと。
安心しました。
ときには、目の前で弱った野菜を見ると、手当てしてやらなくてはと少し
使わざるをえないときもあるそうです。
農薬だって使いたくない。使えば、自分の身体に影響がある・・・そうです。
農家の方たちの一番の苦労は、販売先の確保です。
自分で販路を切り開く時間はなく、誰かが仲介してくれると
農業に専念することができる。
今はそんな仲介者がいないので、まとめて定期的に買ってもらえるJ●へ・・・となっています。
アスパラの出荷の場合、
太さや長さを揃えて袋詰めして出荷する。
曲がったのは、商品としては扱えない。
農家の方の思いは、おいしく作って、おいしい状態で
消費者に届けたい!!
消費者に喜んでもらいたい!!
なんです。
お話していてもどかしく悲しくなりました。
消費者は、環境がきれいなら安心、新鮮なら安心みたいに
思って買う人がほとんどです。
実際、農家でどんな風に作っているかなんて気にしていない人が
ほとんど。
TVでも新鮮な直販なら安心みたいな取材番組ばかり。
ある運送会社が農家の野菜を直販する番組がありました。
若い女性が直接農家で買い付けをしている様子が放映されていましたが、
「おいしい!」と言いながら、洗わずに食べていました。
どんな栽培方法をとっているのか、
どんな農薬をどれぐらい使っているのか、
どんな肥料を使っているのか、
どんな思いで農業に取り組んでいるのか
などの質問をしていませんでした。
新鮮なら許されるような販売はおかしいと思いました。
消費者もまたそうです。
安心なものを望みながら、農家の実態を知ろうとしない。
安心な野菜を欲しがるくせに、安さを求める。
安心で安全な野菜を作ることが、どれだけ大変で、どれだけ手間隙
かかるものか知らないし、知らせる人も少ない。
知っていますか。
キャベツは、毎日朝晩虫取りをしなくてはレースの葉っぱになってしまうことを・・・。
レースの葉っぱにしないためには、一枚一枚葉っぱが巻いていくたびに
農薬がまかれていることを・・・・。
それでも最近は、蝶の卵が産み付けられる前に白い虫除けネットを
かけて防止できるようになってナメクジがたまにキャベツの中に
ひそんでいるぐらいになりました。
我が家の畑の青梗菜も小松菜も黒い小さな虫に食われて茎だけ状態です。
それを回避するには、農薬!!
消費者にはそんな事実をもっと知って欲しいものです。
アスパラだって、太くても細くても、真っ直ぐでも曲がっていても
いいはず・・・・。
それが自然だから・・・・・。
ほんとうは、同じ太さで同じ長さで、真っ直ぐなものばかりが
販売されていることが不自然だと消費者に気づいて欲しい!!
私なら、太いの、短いの、曲がったの、真っ直ぐなの・・・・
それを袋に詰めずに箱に入れて、おいしさそのまま
希望する家庭に直販したい・・・・
そんな風に思いました。
それができる日が来ることを願って、これからも少しずつ、農家の
方と今できることからやってみようと思いました。
一番のおすすめは、直接畑で自分達で収穫して買ってくださることだそうです。
真面目で素敵な農家の方たちとお話して、私にできること・・・・
を考えさせられました。
それにしてもアスパラ、最高のお味でした。
アスパラがやわらかくならないよう、固めにさっと湯がいて
お塩を振っていただきました。
試食でお送りしたレストランの方たちの感想も楽しみです。
時間を頂き、いろいろお話した頂いた農家の皆様には心から感謝でした。

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