そば打ち体験をしました。

奥出雲・古民家 暖々

古民家暖々でのそば祭りの最終日、11月16日の午後、どうしても蕎麦打ち体験がしたくて松江を飛び出し古民家暖々に駆け込んで蕎麦打ち体験をさせていただきました。
先生が気持ちよくOKをだしてくださったお蔭でマンツーマンでの体験となりました。
外野には、見学のお客様がいらして楽しい体験となりました。
自分の体験では、写真をとる暇がありませんでした。
次の写真は11月2日のお客様の体験風景です。
素人が蕎麦打ちをする場合、10割蕎麦は無理ということで、二八蕎麦(そば粉8割、小麦粉2割)で粉の調合をします。
500g(そば粉400g、小麦粉100g)を細かいふるいにかけます。
水はそば粉の半分の量を目安にします。この場合、250CCの水を使用しました。そば粉の湿り具合などをみて水の量はさらに調整します。
まずは、半分の量の水をいれて、こねないでばらばらにする感じで粉に水をまぶしていきます。自然にまとまってくるまで自分の力でまとめようとしないことがコツのようです。
蕎麦は陽性だから、陰性のこね方をするのかなとマクロ的にちょっと思ったりしましたが、先生はマクロビオティックをご存知の方ではないので、すごいなと思いました。調理の仕方で自然に中庸にもっていっているんですから・・・。
残りの水は、その分量の半分ずつを数回に分けて入れ、さらにばらばらになるようこねるのではなく、散らすように粉に水を含ませていきます。
それを繰り返す内に、だんだんと自然に一塊になっていきます。
塊をパン生地をこねるように、また団子の粉をこねるようにこねていきます。
菊こね、回しこねという手法も教わりました。
こねることが一通りできたら、いよいよ蕎麦を伸ばす蕎麦打ちに移ります。
蕎麦打ち台に載せて、真ん中が少し高くなるように手でまあるく広げます。
さて、いよいよ蕎麦打ちの開始です。

このまあるい形を四角く伸ばしていきます。最初は要領がわからず先生のおっしゃるとおりにやっていきました。

上手に四角く打ち終えたら、切るために畳みます。畳み終えたらいよいよ包丁できっていきます。素人なので切るのに板をのせてそれに合わせて切っていきます。包丁を斜めに入れて切っては板を包丁で少しずつずらしていきます。

切り終えた蕎麦です。じょうずにできました。
先生の指導がとてもわかり易くお上手なので、ほんとうに初めてにしてはうまくできます。

道具も本格的なものをそろえるとなると大変でしょうが、ホームセンターで普通に手に入るもので手作りすれば、それで間に合うようです。
それも色々教えていただきました。
どんな名人が打った蕎麦でも、打ちたての蕎麦が一番おいしいそうです。
素人のものでも、打ちたてのものなら名人の蕎麦に負けないということのようです。
一度習うとハードルが下がりました。後は習うより慣れろで数をこなせば上手にできるようになるのでしょうか。
少しずつ挑戦していきたいものです。
私が独身の頃、叔母のお姑さんが蕎麦打ちの名人ということで、その蕎麦をいただいたことがあります。もちろんつなぎなしの10割蕎麦でしたが、今でもおいしかったことが忘れられません。汁もおいしくて、ほんとうに凄い蕎麦でした。私も80歳を越した頃には、そんな蕎麦が打てるのでしょうか・・・生きていればですが・・・・笑!!
先生も今でも、あちこちに蕎麦打ちの勉強に行かれているようです。
私も先生のように少し勉強したくなりました。
元校長先生だけあって、ほんとうにわかり易く丁寧に楽しく教えていただきました。
ありがとうございました。
奥出雲町の山県そば(やまがたそば)の店でも体験ができるようになっています。
東京の知人は、ご家族で体験して楽しまれたようです。再挑戦したいと言われていました。
地元では、蕎麦打ち名人のおばあさんもたくさんいらっしゃるようなので、そんな方にも習ってみたいものです。
蕎麦粉はもちろん新蕎麦で、横田小蕎麦を使っての体験でした。
自宅に持ち帰って夕食にいただきました。まだまだの感はいなめませんが、初めてのものなのに自分で作ったからでしょうか、とてもおいしくいただきました。
ちなみに先生の奥様の好物のお蕎麦は、つなぎに里芋を使ったものだそうです。
上手になって、是非挑戦してみたいものです。
奥出雲町には沢山のおいしいお蕎麦屋さんがあります。
沢山の方に、このおいしさを味わってもらいたいものです。
それにしても、こんな素敵な体験を手軽にさせていただける環境に心から感謝です。

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