佐藤順一さんにお会いしてきました ― その2

奥出雲町より

米ぬかパンができました。 [:拍手:]
(「通販・米ぬかパン」を2009年10月より開始しています)
以前お取り寄せのものを食べてみましたが、
どうしても無農薬、無化学肥料のお米の米ぬかで作ってみたくて、
挑戦してみました。
今回は、「えっちゃんの日本一のお米」の米ぬかを使用し、
マクロビオティック的なパン屋さんの「麦の穂」さんに
お願いして焼いていただいたものです。
米ぬかはすぐに酸化するし、無農薬のものはすぐに虫がつくしで
精米後の処理が大変です。
冷凍にする、真空にする、炒るのいずれかですぐに処理しなくては
なりません。
安心安全な米ぬかのパンが食べたくて、それらをクリアし挑戦しました。
米ぬか 7~8g 弱がご飯茶碗一杯分ぐらいの玄米ご飯に相当します。
今回は、パン 1枚あたりの米ぬかの量を 4g 弱、5g、6g 強の 3 種類を
作ってもらいました。
油なし、砂糖なしの天然酵母パンです。
納得のパンができていました。


今朝は 1 枚あたり 6g 強のパンを食べてみましたが、自然な甘さでとっても
素朴なおいしい味に仕上がっていました。
ゴマペーストにメープルシロップを混ぜて、バター代わりに塗って
頂きました。
久しぶりのパンの朝食で、感激、感謝でおいしく頂きました。
これなら、安心して玄米ご飯の代わりに食べれます。
クッキーも試作で作ってもらいました。
オートミールと米ぬか、甜菜糖が少し入っています。
油なしなので少し固めですが、やはり素朴でおいしい味です。

お通じの悪い人にお勧めです。
これは、食後の感想です。
愛犬ハッピー用の米ぬかクッキーです。
マクロ犬のハッピーの食いつきようといったら凄いものがあります。
安心して食べさせられて、とっても重宝しています。
米ぬかと地粉だけで作っています。
油も使用していません。

愛犬ハッピー用と言いつつ、私も一緒に食べています。
米ぬかの甘さが、後味で残って不思議なおいしさがあります。
米ぬかについての説明にちょうど良いリンク先をみつけました。
食べてみたい方は、お問合せください。
いずれは、完成させて販売できればと思っています。

佐藤順一さんにお会いしましたその2です。
佐藤順一さんがアメリカでどのように 3 週間を過ごされたのかは、
その3、その4でお話することにして、
日本に、いえ横田に帰られてからの活動の中で世界中から
マクロビアンの横田への来訪のお世話をされたときのことをご紹介します。
久司先生とアヴェリーヌ偕子夫人は、十数年前に世界中のマクロビアンを
30 名ぐらいずつ横田(現;島根県仁多郡奥出雲町。旧;横田町)に
連れて来られました。
4 年間に渡って、延べにして 300 名余りの方が横田に来てくださったそうです。
海外のマクロビオティック実践者は、国の指導者だったり、会社の経営者だったり、
学者だったりと知識人であり、経済的に恵まれた方が多いそうですが、
横田に来た方々も、桁違いのお金持ちが沢山こられたそうです。
中には、アフリカのある国の王女様もいらっしゃったそうです。
横田の町の中を、大きな外人さんが大又でカッポすることに、
最初は皆驚いたそうです。
ある八百谷さんでは、突然店先で外人さんが人参や大根にかじりつき、
おいしいと言い合っていたのでしょうが、その様に店主は恐れをなして、
奥から隠れて様子を見ていたとか・・・・。
想像するだけで、おかしいですよね。
受け入れ側は、最初、それはそれは大変だったそうです。
宿泊は横田内の旅館だったそうですが、マクロビアンのための食事ということで
経営者の方々は、圧力鍋を購入し玄米の炊き方を勉強され、
それはそれはおいしい仁多米の玄米が出されたそうです。
お料理も、郷土料理を中心としたものですが、
それはすばらしいきれいなものを出されたそうで、
外国の方々がとても感激されたそうです。
偕子夫人が世界に広められた、ルーツの食が出されたことでしょう。
英語だけでなくフランス語など、様々な国の言葉が飛び交い、
英語に訳してそれを日本語に訳してお話するという感じだったようですが、
何の違和感もなかったようです。
ほんとうに凄いお話ですよね。
田植えの体験もされたそうで、そんな様子が地方の新聞に掲載されたり、
NHK の全国向けニュースで紹介されたりしたそうです。
クシマクロビオティックで現在ご活躍の先生方も数多く、
来てくださったそうです。
ワンピースフルワールド日本代表の大場先生や山本祥園先生も、
何度も横田に来てくださっています。
佐藤さん宅にも、偕子夫人とご一緒にいらっしゃったそうです。
1970年代のフォークソング『Take me home, country roads(「カントリー・ロード」)』、『Leaving on a jet plane、Sunshine on my shoulders、Rocky mountain high』など数多くのヒット曲を生んだシンガーソングライターのジョン・デンバー氏もやって来る予定だったそうです。
偕子夫人のご病気のため中止になったようですが・・・。
偕子夫人の妹で地元にお住まいの浅野順子さん宅の玄関横の窓には、
ジョン・レノンと小野ヨーコさんのあまーい写真がさりげなく飾ってあります。
久司先生が、奥出雲町の講演会で「ここをクシマクロビオティックの聖地にしてください」、
「いいですか皆さん。外人を沢山連れてきますよ」とおっしゃったのですが、
既に過去にそんな体験が数多くあったんです。
一日も早くそんな日が再び訪れるように、地元の皆さんのお手伝いをして
私も頑張ります。
皆さんも、横田(奥出雲町)のこと、応援よろしくお願いしますね。
横田ではこんな体験があったから受け入れることができたのでしょうが、
昨年、アメリカのシカゴから 30 名の高校生が修学旅行でやってきました。
ホームステイをしながら、たたら製鉄、たたら製鉄で作った玉鋼で
彫金に挑戦してのアクセサリーの作成(島根デザイン専門学校において)、
算盤体験(雲州算盤の産地です)、地元高校生との交流、
おろち太鼓の体験。地元旅館での食事と宿泊
(ふとんを敷いての宿泊。枕投げで大騒ぎだったそうです)などなど、
2 週間の日本での日程で、10 日間を横田で過ごしました。
残りの 4日間が京都や東京だったそうです。
今年もやって来るそうですが、
今年は、2週間まるまるを横田、奥出雲町で過ごすそうです。
この様子は、また、ブログで紹介します。
いろいろの国から、また、国内から沢山の方々に来ていただきたいものです。
そして、郷土料理、味噌作り、梅干し作り、麦飴作り、山菜取り、漬物作り、
こんにゃく作り、蕎麦打ち、たたら製鉄、工芸品作り、陶芸、彫金、機織、茶道、華道、
百人一首、稲作りなどなどを体験して、来た人も地元の人も楽しめたら最高ですね。

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