玉鋼の包丁について




13年間使用していた玉鋼(日本古来の製鉄法による「たたら」でつくられた鋼で、刀や高級打刃物の原材料になります)
の包丁の持ち手が取れてしまいました。
長年使い続けて愛着のある、
とってもよく切れる包丁でした。
しょっちゅう研ぐ必要はありましたが、
すごーくよく切れました。
お魚料理もお肉料理もこの包丁一本でまかなうことができました。
研いだ後は、切れすぎるので使うときに注意も必要ですが、
一度こんなに切れる包丁を使うと、なかなか別のものでは満足できなくなるから
不思議です。
ステンレスのもので良い包丁もたくさん販売されていますが、
やっぱり、私は和鉄の玉鋼の包丁が一番好きです。
きれいにすぱっと切れた野菜は、
お料理をしても味が違う気がします。
トントントンとリズムよく切ることは、
お料理ではとっても大切なように思います。
夏のきゅうりなどは、畑から取ってきて
トントントンと輪切りにすると、
表面に涙のような水滴ができて、
お醤油をちょっとかけただけで高級な一品になります。
包丁で野菜を切るときに与える、波動とか振動も野菜をおいしくするのでは?
良く切れる包丁で、リズミカルにお料理できることも
おいしい味につながるのでしょうか。
また、切られた野菜の切り口がきれいであれば、
そのものの味も引き出されやすいのでしょうか。
何はともあれ玉鋼の包丁は、私のお料理には大切なものだと分かりました。
失ってみて、再認識しています。
今、別のを使っていますが切れ味がイマイチです。
13年前、横田町(現;奥出雲町横田)のむらくもの丘にある奥出雲・たたらと刀剣館を見学に行ったときに購入したものです。
たたらの仕組みが展示されていて、刀鍛治の実演もあり、強烈な印象がありました。
この玉鋼は、NASA の宇宙ロケットにも使用されています。
9年前には、国際金属会議の地域シンポジウムも開催され、世界中から学者が集まって会議が開催されました。
奥出雲たたらと刀剣館にも、たくさんの方に見に来て欲しいものです。
横には、ガラス工房や島根芸術学校があり、ガラス工房では作品づくりもできます。
芸術学校では、陶芸や彫金の短期コースも開催されています。
アヴェリーヌ偕子夫人の生まれ故郷で、ご実家はすぐ近くです。
横田に帰ったときに、新しい包丁を購入しようと思っています。
横田の家のご近所に、鍛治屋さんがあったので取っ手のところで折れた前の包丁も修理ができるか見て頂こうと思います。
身近なところで、こんないい包丁が手に入るのも感謝ですね。
明日は節分。
暖冬の今年は、節分荒れなど無縁と思っていましたが、
節分荒れがやってきました。
ここ、松江も昨夜から雪が降って真っ白の景色になりました。
やっと、冬らしい山陰になりました。




スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク